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カウンセリングが怖い

こんばんは。宇賀神です。

「カウンセリングに行ったら、もっとひどくなった」

そんな経験はありませんか?

「カウンセリングを受けて良くなったと思っても、すぐぶり返してもっとひどくなるので怖くて行けなくなった」

時々そういう方もクリニックに来られます。

こういう時は、まず事実確認からします。

・どういったカウンセリングを受けたのか

・いつ頃カウンセリングを受けて、どう変わったか

・それからどれだけ時間が経過して、またぶり返したのか


当時のカウンセリングを受けた時と今の状況は違うことが多いもので、同じ人が関わっているとしても状況は変わっているはずです。

「あのときは解消したはずなのに、なぜまた不安になる?しかももっと辛い気持ちになっているじゃないか!」

そう思うのであれば、あの時は有効だったけど今は有効じゃなくなったと受け止める事が大切です。

そもそも「ぶり返したと思う」要素は何なのか、それを明確にしていく必要があります。


2回休職した方をセッションしたことがあります。

1回目は適応障害での休職。

人とうまくコミニュケーションが取れなかったり、音やいろんなものに敏感に察知しすぎて疲れ果ててしまったのが原因でした。

復職することができましたが、2回目の休職をして来院されました。

また同じことが起こってどうにかしなくちゃいけないけど、前のクリニックは信用できないと感じて、別のクリニックを受診しようと思ったそうです。

前回は出てきた症状が疲れやすいとか神経症的だと診断され、認知行動療法によって行動を変えていくという治療を受けたようです。

前は具体的にどういった場面を取り上げていかれたか尋ねると、その部分の聞き取りが鮮明じゃなかったことが分かりました。

当時のカウンセリングでは症状に対するアプローチにウエイトがあったようですが、なぜ症状が出たのか根本の部分まで深くヒアリングができていなかったため、また同じことが起こってしまったようです。

私は、どういった条件で、どういった症状が出て、どういった感情が紐付いているのか、いつもやっている流れで聞き取りをしていきました。


その結果、根本の原因が分かりました。

上司の高圧的な態度、顔が怖いということに対して、幼少期の父親との関係が深く関わっていたのです。

その部分を対応していったら、すごく楽になっていかれました。

根本原因が分かったら解決に向けてスムーズに進むことが多いです。

逆に、それを明らかにしないままセッションを繰り返しても改善は一時的なものになります。

「カウンセリングに行ったら、もっとひどくなった」というクライエントへのアプローチを整理します。

1:その時と今とでは全く環境が違うことを理解してもらう。

2:ぶり返したと思うのは、どういうことか。

3:そこに紐付いた感情と、根本の場面を特定する。

4:未解決だった感情を見出し、そこを癒し緩めていく。

カウンセリングが怖いと思うのは、初めて勇気を出して人に状況を話した方に多いと感じています。

そういう人は、その時は楽になってホッとしたものの、また同じことが起こってうまく対処できなくなった時にものすごくうろたえます。

「裏切られた!」という恨みや「結局自分は変わらないんだ」という自己不信に飲み込まれがちになります。

以前のしんどさよりも数倍辛いと感じてしまうのは、一時的に安心したことへの反動があるからでしょう。

根本原因を突き止められるか否かが、カウンセリング後の回復に大きく影響を与えるのは確かです。

しかしながら、1回のセッションですべてが解決するわけでもありません。

それほど人の心は単純ではなく、セッションを重ねてようやく見えてくることが多いのです。

あなたのモヤモヤ感、しんどさを解消するポイントは根本原因を突き止めることにあります。

HSP神経〆セッションを連続で受けることで深い癒しが得られます。

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主宰 HSP神経〆りょう


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