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より朝活を楽しむために

今日は気軽に朝活の話をします。

率直に言いますと、朝方人間です。あまりに早い場合はリズムが安定するまでに多少の苦労は要しますが、基本的に寝坊はせず毎日気持ちよく朝を迎えられる幸運な人間です。

自粛期間になってから、毎朝5時半に起きて朝活をするようになりました。たしかに早朝と言える時間帯です。でも実際、この起床時間に関しては1日で慣れました...(笑)

GWあたりに誕生日があったのですが、その日はなぜだかとても疲れてしまって、スマホをいじる気にもなれず、22時に就寝しました。翌朝目が覚めると5時半でした。それからずっと22時寝5時半起き生活です。単純ですね...(笑)

実のところをいうと今はその生活はしていません。梅雨だし、とかなんとか言い訳は色々出てきますが、ただの甘えです。今は少しずつ起床時間を前倒していて、早めに以前の時間に戻したいと考えているところです。

戻したい、というのはやはり朝活していたときの方が楽しい、というか1日の充実感だったり体の軽さだったり、何より朝活ができている自分を少しだけ気に入っていたからです。自粛期間中であることに加え、上級生ゆえ大学の授業もほとんど無いに等しいような時期であったし、自堕落な生活に沈み込んでいくことはきわめて容易で、実際そのように過ごす友人は周りにもいましたが、その中で自分一人みんなより一足先に起きて自律的に行動しているんだ、と思うと少し自分を褒めてあげようかという気になったものです。

自律することは正直難しいです。なぜなら外部からの必要に駆られていないから。やらなくてもいいんですよね、本来は。でもできると嬉しいのは、やはり自分を思い通りにどうこうするのが結局1番骨が折れるからなのではないでしょうか。人生そうそう上手くいかないよ、というのは自己コントロールの難しさを説いているのではないかと考えていたりします。「毎日1時間読書する」「毎朝起きたら15分ストレッチする」やれば自らのためになると初めから分かっているのに私たちはなぜ今現在やっていないのか。言いたいことは段落冒頭と同じです。


でも暗くなる必要は決してなくて、「案ずるより産むが易し」という言葉もあります。利益を得るために始めようとするのではなく、1回やってみてまずは1回分の利益を得てしまえばいいと思うのです。後者では利益と言うより、「喜び」の方が近いかもしれません。1回で博識になれるわけでも、しなやかな身体が手に入るわけでもないのですから。でも1回でもできたらきっと、気持ちいい、と思います。

この気持ちよさが何とも後(あと)ひくもので、これこそが「明日も」やる原動力になってくれました。だから次の日からも5時半に起きようと思えたのでしょうね。そんなこんなで気付かぬうちに2週間ほど生活をしていれば、利益と言えるものが得られるようになりました。それは後ほどお話しします。マグカップで温泉卵を作れるようになったとか、大したことないのもありますが(笑)。要は色々な収穫のおかげで毎日楽しんで朝活していたということです。

さて、利益を得るためにはまず継続が必要、継続するためにはそのための原動力が必要、ではその原動力とは?・・・気持ちよさ、でしたね。ならば1回の気持ちよさが強ければ強いほど継続に近づけるのではないでしょうか。今回はこと朝活において、私がより気持ちよく1日のスタートを切れるよう実際に意識したことを書き留めておこうと思います。


気を遣うべきは内容より順序

朝活をするとなるとまず考えるのは、

・散歩 ・読書 ・筋トレ ・朝食作り ・瞑想 ・勉強 ...

とかでしょうか。サイトで調べれば魅力的なものがもっと沢山ありそうです。

私が期せずして超早起きしてしまった誕生日の翌日も、これと同じようなリストを頭の中に書き連ねて吟味していました。当然すべては出来かねるので、下記の順序で数日生活してみました。

朝食作り→ 筋トレ → 散歩orランニング → シャワー → 読書

時間に余裕のある大学生なもので、これをゆったりこなして読書を始めるのが9時〜9時半頃です。目が覚めるとまず大好きなお気に入りの朝食を作り、少し食休みしてからストレッチや筋トレをし、1時間ほど散歩に出かけます。初めはこれで「なかなか良い生活してるなぁ」と内心ホワホワしていたものですが、ある日の散歩の帰り、いつも通り8時半より少し前に自宅近くの時計台を通りかかった時、「なんでせっかく5時半に起きてるのにこんな遅い時間に散歩しなきゃいけないのか」と何とも意味不明な怒りに襲われたのです。

これは後ほど気付いたことですが、どうやら私にとっては、

お気に入りの朝食 < 朝の散歩とランニング!!

という幸福度的な(?)ものに関係する順位があったようで、この順位が朝活において行うべき順序に大きく関係するのだということを後に身をもって知ることとなりました。


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朝活をしようという方はどなたも「朝という時間の価値」を高く評価しているのだと思います。ひいては「早ければ早い時間ほど、その単位時間あたりの価値は高まる」ということである、と私は考えるのです。少し理系チックな話になってしまい恐縮ですが、ではその"超高価値な" 時間に対応させるならば、それはやはりしかるべき価値を置く活動を当てはめるのが最良の手段であろう、ということです。つまり、自分がしていて1番気持ちの良いことを1日の初めに持ってきましょう。

しかし一概に最初に持ってくれば万事OKというわけではありません。私にとって"1番高価な"行動は散歩で、次いで朝食、読書です。さて、そんな私が最終的に落ち着いたルーティンは下のものです。

筋トレ → 散歩orランニング → シャワー → 朝食作り→ 読書

散歩が1番最初ではない。筋トレしてからお散歩タイムです。なぜならそっちの方が気持ちがいいから。走っている時に足やら腕やらに感じる刺激が痛気持ちよくて、調べたところによると無酸素運動後の有酸素運動は脂肪を燃焼させやすいと...。精神的にも肉体的にも満足度の高い組み合わせでした。実際起き抜けでランニングに興じるよりも、少し我慢して筋トレしてから外に出る方がやはり「気持ちがいい」んですね。そんなわけで、ランニング前の筋トレは、"1番高価な"行動の価値をさらに高める前座的な役割として必須だったのです。ですが前座に時間を割くとせっかく順序を変えたルーティンも水の泡です。できるだけ時間のかからない前座が適していると思います。

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ランニングを朝食の前にしてから、1日の充実感というものが格段に上がったように感じました。1日だけでなく、それからの自分との向き合い方にも、満ち足りた変化がありました。それは何より、「自分が何ものに価値を置くのか」ということを知れたことが大きいと思います。自分の好きなもの、大切なもの、こだわりたいこと、それらを知ることはすなわち「自分を知る」ことであると思います。

私は朝活をする中で、図らずも小さな自分探しの旅ができたのかな、そんなことを考えて、今もまたホワホワしています。

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