2024年の東南アジア4ヶ国の色々な価格をちょっと比較してみた。
2024年5月に、10年ぶりに日本で生活することになりました。
5月に日本に本帰国する前に
2024年1月 ホーチミン
2024年3月 プノンペン
2024年4月 バンコク
に旅行していました。
その後、日本に帰国して感じたことは、物価、特にカフェやレストランなどの食事の価格が、東南アジアの国々に比べて日本が安いことです。
そこで、東南アジアで色々な食事や交通費、マッサージ代などの値段を比較してみました。
現地価格から日本円への換算レートは、2024年7月初めの為替レート
1 SGD（シンガポールドル） 118円
1THB（タイバーツ） 4.3円
1kVND（ベトナムドン） 6.3円
1USD/4000KHR(カンボジアリエル） 160円
また、各国のGST、VATは
シンガポール 9%
タイ 7%
ベトナム 8%
カンボジア 10%
で計算しています。
どんなお店の料理の金額を比較したか知りたい方は、インスタグラムで確認してください。
※写真は各国のお店ですが、参考価格は写真のお店の価格ではありません。
エスプレッソカフェでカフェ
シンガポール、バンコク、
ホーチミン、プノンペンのカフェ
お洒落なエスプレッソカフェで、カフェラテを飲んだ時
シンガポール 5.5SGD（649円）
バンコク 100THB（430円）
ホーチミン 90kVND（567円）
プノンペン 2.5USD（400円）
現地のコーヒードリンク、シンガポールのKopi 2SGD（232円）、ベトナムのCà phê sữa 25kVND（157円）などは、もっと安い価格で飲むことで出来ます。
ナイトクラブでビール
（ハイネケン/ローカルビール）
レストランのシグネチャカクテル
ナイトクラブ、バーで、ビール1本頼んだ時
（レストランで頼むと、もう少し安いです。)
シンガポール 15SGD（1,770円）
バンコク 180THB（774円）
ホーチミン
140kVND（882円）/60kVND（378円）プノンペン
10USD（1,600円）/4.5USD（720円）
シンガポールやバンコクでは、ハイネケンもTIgerなどのローカルビールの価格もあまり変わりませんが、ホーチミンのBIA SaigonやプノンペンのAnkhorなどのローカルビールは、だいぶ安いです。
酒税がとても高いシンガポールで、ちょっといいバーでカクテルを頼むと、10％のサービス料と9％のGST込みで、大体30SGD（3,540円）。
高級レストランで、ワインや日本酒のボトル1本、最低100SGD（11,800円）です。
日系ラーメンでラーメン
シンガポール、バンコク、
ホーチミン、プノンペンのラーメン屋
日系のラーメン屋で、ラーメン1杯頼んだ時
シンガポール 20SGD（2,360円）
バンコク 350THB（1,505円）
ホーチミン 190kVND（1,197円）
プノンペン 9USD（1,440円）
シンガポールの日系ラーメン店は、一風堂などの一部のラーメンチェーンを除いて、ほとんどがローカル資本がフランチャイズで運営しているラーメン店なので、値段は結構高いです。
その他の東南アジアの国では、日系ラーメン店は、海外進出しているチェーン店か、日本人オーナーの独立系のラーメン店です。
日系の日本食レストランでランチ定食
日本人シェフのリーズナブルな日本食レストランで、定食（ご飯、味噌汁セット）を頼んだ時
シンガポール 20SGD（2,360円）
バンコク 280THB（1,204円）
ホーチミン 180kVND（1,134円）
プノンペン 10USD（1,600円）
日系カレーレストランでカレー
日本人シェフが調理する日系のカレー屋で、カレー（カツカレー、ハンバーグカレー）を頼んだ場合
シンガポール 16SGD（1,888円）
バンコク 280THB（1,204円）
ホーチミン 250kVND（1,575円）
プノンペン 10USD（1,600円）
ミシュラン一つ星クラスのレストランで、おまかせディナー
ホーチミン、プノンペンのレストラン
ミシュラン一つ星クラスのレストランで、おまかせコースのディナーを頼んだ時、
シンガポール 220SGD（25,960円）
サービス料10%、GST9%込みバンコク 5,000THB（21,500円）
サービス料10%、GST7%込みホーチミン 2.6M VND（16,380円）
サービス料10%、VAT8%込みプノンペン 80USD（12,800円）
サービス料10%、VAT10%込み
高級レストランでは、食事代以外にミネラルウォーター、スパークリングウォーターなどのドリンク代が別途かかります。
市内での交通費（1区間）
公共交通機関（MRT、バス）で市内の移動。
初乗りの金額。
シンガポール MRT／バス1SGD〜（118円）
バンコク MRT/BTS 17THB〜（73円）
ホーチミン バス 5,000VND（32円）
プノンペン Tuk-Tuk 5,200KHR〜（208円）
プノンペン市内の移動では、もっぱらgrabでTuk-Tukを使っていたので、Tuk-Tukの料金です。
空港から中心街までの公共機関での移動費
主要国際空港から、市内中心部へ公共交通機関で移動した時の料金。
シンガポール MRT 2.3SGD〜（271円）
バンコク ARL/MRT/BTS 60THB〜（258円）
ホーチミン 公共バス 7000VND（44円）
公共リムジンバス 20kVND（126円）プノンペン Tuk-Tuk 200kKHR（800円）
全身マッサージ（格安/個室シャワー付、60分）
右：プノンペンの個室マッサージ店
普通のマッサージ店で、全身マッサージを受けた時の価格。
格安マッサージは、個室ではなく、カーテンで施術のベッドが仕切られているお店
個室マッサージは、シャワーやトイレなどが用意された個室でマッサージを受けるお店
です。
シンガポール 40SGD（4,720円）/60SGD（7,080円）
バンコク 350THB（1,505円）/750THB（3,225円）
ホーチミン 400kVND（2,520円）/600kVND（3,780円）
プノンペン 10USドル（1,600円）/30USドル（4,800円）
ホテル代（1泊、クイーンサイズベッド1台、20m前後）
シンガポールではホテルに泊まることが無かったので、バンコク、ホーチミン、プノンペンで比較しています。
海外のホテルでは、一人一泊の値段ではなく、一部屋の値段です。クイーンサイズの部屋なので、二人まで泊まれる部屋です。
ホテルは、いつもHotels.comで予約しているので、価格は日本円です。
バンコク 8,000円
ホーチミン 7,000円
プノンペン 6,000円
その他、感想
シンガポールで、安い日本食レストランチェーンといえば、
すき家 牛丼並 4.9SGD（578円）
かつ庵 カツ丼並 5.8SGD（684円）
でした。シンガポールは日本よりかなり高いですが、他の東南アジアの国は、シンガポールよりもう少し安いか、日本と同じくらいの値段です。
シンガポールのすき家やかつ庵の値段が日本より高いとはいえ、シンガポールの定番のランチメニュー、チキンライスやエコノミーライスより安いです。
シンガポールでは、フードコートやホーカーセンターの食事の価格があまりに上がったため、シンガポール政府は指定した価格より安い食事を提供するフードコートやホーカーセンターのお店を紹介するWebサイトを、2024年5月に開設しました。
シンガポールは別にして、円安のため、どの国の物価も日本とそんなにかわらないか、日本の方が安いくらいです。
もちろん、シンガポール以外の東南アジアの国では、ローカルの人が食べている食事や飲み物などは、もっと安い物があります。
日本に旅行に行って、自分の国ではなかなか食べられない日本食が安く食べられるなど、円安のおかげで東南アジアの旅行者が増えている理由がよく分かります。
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