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業務改善と人材育成

 Misaki oasis lab代表の上山浩一です!

 新年度を迎え、新規採用職員を多くの会社や事業所で迎え入れる時期となりました!

 新規採用職員の皆様、おめでとうございます!

 きっと、たくさんの期待と不安に包まれながら気持ちを新たにこの4月をお過ごしだと思います。

 他方、新規採用職員を迎え入れた会社や事業所の皆様は、これから一緒に働く仲間をどのように育成するかということに頭を悩ませる時期でもあると思います。

 そこで、今回は、これから共によりよい仕事をするパートナーを育成するために、まずは現状の業務改善とそれに伴う人材育成をテーマにお話ししていこうと思います!

「新規採用職員をどういう方向性で育成するのか?」

 これを考える時に、当然現状の業務の中身がその方向性と合致していなければ、いくら良い研修をしても、実際に新任職員が現場に入ると、そことのギャップに苦しむことになります。

 新任職員に「ホンネとタテマエ」を見透かされてしまうような現場であっては、モチベーションに繋がることはありませんし、そもそもその程度の仕事しかできない会社に未来はありません。

 「タテマエ」がしっかりと現場に根付いている企業は、「ホンネ」と中身がリンクするはずですし、業務に一貫性が出てきます。

 果たして、現状で、そのように芯の通った業務が出来ているでしょうか?

 新任職員に見られて恥ずかしい現場になってはいないでしょうか?

 新任職員の期待を裏切ってしまう現場はなんともやりきれません。そういった現場にしないために、まずは現状の業務改善を図ることを提案します。

 業務改善は、それ自体人材育成に有効です。現状の課題をピックアップし、改善策を講じるのは、よりよい方向性に全体を導くコミュニケーションツールとして有効です。

 今回は、業務改善に必要なコミュニケーションと、それに伴う人材育成についてご説明いたします。

~業務改善に必要なコミュニケーション~

 業務改善には、まず職員全員が

「現状に課題がある」

という認識を共通理解として持つことが重要となってきます。

 一人でも、

「今のままで問題ない」

と考えている職員がいれば、本質的な業務改善には繋がりません。

 そういう意味で、みんなが同じ方向を向いているのがまずは第一条件です。なぜなら、一人でも思いのベクトルが違えば、周囲もそれにひっぱられてしまうからです。

 現状に課題を見出すのは、シビアに物事を考えるということです。

 裏を返せば、そうでない人の考え方は、現状維持のぬるま湯状態です。

 人は当然ラクな方がいいと考えてしまいます。だから、ラクな方向性で考えてしまう人に、わたしたちはしばしば流されがちです。だってみんなラクな方がいいでしょ?

 だから、まずは業務改善を図る上で、

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