(ひみつ記事)こころを癒やす読みもの|爽籟運ぶ、赤黄色の金木犀。
もうじき、赤黄色の金木犀が、
かおり始める頃かとおもいます。
金木犀のかおりは、
なぜか、胸の奥を騒がせます。
実家の庭に咲いていたこともあり、
そのかおりに、いろいろな記憶が呼び覚まされるのでしょう。
かおりに誘われておもいだすは、
懐かしきあのひとの、、、。
みなさんにも、ひたつか、ふたつ、
そのような経験が、あるかとおもいます。
感覚情報の処理の大部分を、
視覚が占めるようになってしまったので、
自然界の艶やかなかおりは、
動物であるわたしたちの原始的な部分を刺激します。
市井に溢れる合成香料では、こうはいきません。
自然界にあるかおりによってもたらされる体験の豊かさと奥行きは、
人工的なそれとは比較にならないものがあります。
森林浴に温泉。
草花や果実のかおり。
香木やアロマテラピー。
煎った木の実や珈琲豆、
茶葉から立ち上がるかおりと、その風味。
自然がもたらす豊かなめぐみは、
言葉主体の心理療法では、決して届かない、
根源的な癒しをもたらしてくれる
わたしたちのからだは、
それを、ちゃんと、覚えているのでしょう。
これを目にしているみなさんの
「好きなかおり」は、どんなかおりでしょうか。
肥大化した顧客意識がもたらす他責、
利害関係を私的利用したハラスメント行為、
デジタル言語の象徴であるSNSの心ない言葉、
それらにより傷ついた、こころと、からだを、やわらかに癒してくれる自然のかおりを、もうすぐ、爽籟が、あなたの周りにも運んでくれることを願う、今日、この頃です。
あなたの命という名の時間を使って、
最後まで読んでいただいたことに、
心から感謝します。
どうか、
あなたのこころが、からだが、いのちが、
すこしでも、楽になりますように。
✎_U
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