2020年の私的ベスト10+α
年内に間に合わなかった上、久しぶりの投稿…
ちょっと思うところあってnoteから離れており、遡ってみたらまさに『はちどり』について書いて以来という…
大変な1年でしたが、
新作映画は配信作品、オンライン試写も含めて114本鑑賞となりました。
☆映画(劇場公開)☆
『ジョジョ・ラビット』
『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』
Netflix映画『ハーフ・オブ・イット』
『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』
『はちどり』
「ここまではおそらく年間になっても揺るがない感じ」ーーと、上半期の時点でメモしてました。順不同
●ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー
2020年ベストワンを紹介する機会があり、これと『燃ゆる女の肖像』などと迷っていたところ、『燃ゆる〜』は他の方が選ばれていて、韓国映画が1本もないようだったので『はちどり』をピック。
でも初見時の感想を読み返したら、熱量は圧倒的にこっち。私の人生においても大好きな映画になった。“自分らしく”とは何か、はここにある。
●燃ゆる女の肖像
静謐でもその情熱は伝わるし、シスターフッドもある。丁寧に、意図を持って描かれた当時の女性の有り様と愛、とてもよかった。『ブックスマート』と並んで日本上陸を待っていた作品が、双方ドンピシャの大当たりだったのも嬉しい。
●はちどり
14歳の少女が世界と出会った、激動の年に…。これに尽きる。タイミングも合った。14歳のとき、ヨンジ先生に出会いたかった人は多いだろう。
●ジョジョ・ラビット
可愛らしくも、残酷な、でも優しい青春映画であり、戦争映画であるこの映画が大好き。
●ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語
四者四様の姉妹。とくにやっぱりピュー子(フローレンス・ピュー)が最高。
●スウィング・キッズ
圧巻のタップ・ステージの後に待っていた現実に、しばらく動けなかったよね。ね!
●透明人間
原始的な手法であっても“被る女性”の恐怖を端的に描くアイデア。そしてラストも秀逸。
●朝が来る
とにかく蒔田彩珠の映画だったように思う。彼女が支配していた。
●ザ・ピーナッツバター・ファルコン
シャイア・ラブーフの一件はあれど、普通に劇場で見て、普通に心を動かされたことが貴重で印象深い。
●TENET テネット
コロナ禍じゃなかったらあと10回は観に行っていたと思う。こちらの脳スペックをさんざんフル動員させておいて、最後に友情や親愛に落ち着くところが大好きすぎた。「まだ分からない?」
<次点>
●エクストリーム・ジョブ
●暗数殺人
●1917 命をかけた伝令
●フェアウェル
●ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY
●WAVES/ウエイブス
※(日本公開未定)ユンヒへ
☆配信映画☆
8本。別に分ける必要はないんだけど、上とまとめるには傑作が多すぎた…。
●オールド・ガード(Netflix)
鍛え上げたシャーリーズ・セロンさまのみならず、初々しくも成長していくキキ・レインの姿が頼もしかった。
●ハーフ・オブ・イット(Netflix)
真のテーマは、自分の言葉を獲得すること、自分の言葉で語ること、それが自分自身を見つけることそのもの、になるのでは。
●シカゴ7裁判(Netflix)
かなりの力作とは聞いていたが、全身に鳥肌が立った。私にとってのチャーミングなおじさんはマーク・ライランスだった。
●エノーラ・ホームズの事件簿(Netflix)
眉間にしわを寄せたり、鼻血を出したりしていないミリー・ボビー・ブラウンがキュートで勇ましく最高。すべて母の教えから来るのも。
●#生きている(Netflix)
コロナ禍前に製作されたとは本当に信じられないほど、今とリンクしている。主演は『バーニング』のユ・アイン、『ザ・コール』も面白かったパク・シネ。
●ダ・ファイブ・ブラッズ(Netflix)
デルロイ・リンドーの熱演。そしてチャドウィック・ボーズマンのカリスマ、その数か月に亡くなってしまうなんて、思いも寄らなかった。。
●トランスジェンダーとハリウッド:過去と、現在、そして(Netflix)
原題は暴露を意味する「DISCLOSURE」。こちらを先に観ていたので、絶賛されている日本映画がその見本市のようになっており、俳優陣の熱演はすごいとは思うのだけれど、うん。
●BLACKPINK ~ライトアップ・ザ・スカイ~(Netflix)
超新参者だけど、彼女たちのストイックさや音楽を求める姿勢、何より個の力に感服。世界がひれ伏すはずだわ。
●もう終わりにしよう。(Netflix)
2020年はジェシー・バックリーの年でもあった。翻弄され続けたラストにもたらされた積年の孤独に唸る。
※大好きなリズ・アーメッドの『サウンド・オブ・メタル〜聞こえるということ〜』(Amazon)、大変評判がよいので、これから観る予定。あと、ピクサーの『ソウルフル・ワールド』(Disney+)も。
☆海外ドラマ(韓ドラ除く)☆
●マンダロリアンS2
最後、泣いたよ!! 本当に素晴らしい、ディズニーが作った中で最高のSW。
●ベター・コール・ソウルS5
本家超えちゃったんじゃないか、と思う瞬間がいくつもあった。でも、もう遠い昔の出来事みたいだ…。ボブ・オデンカークさんの息子さんもコロナに感染していたっけ。
●ウエストワールド3
テッサ・トンプソンとアーロン・ポールをさらに好きになったから、それでいい。
●クイーンズ・ギャンビット
各駒がどんな動きをするか程度の知識しかないが、彼女が身を置いた世界の過酷さ、薬物依存と才能の開花、ガラスの天井に思いを馳せた。アニャが最高だし、名バイプレイヤーに成長したハリー・メリング(ハリポタのダドちゃん)が素晴らしかった。2020年は密かにハリー・メリングの年でもあった。
●アンオーソドックス
Netflixのミニシリーズ。女性が声を上げる物語。『ロニートとエスティ』をも思い起こす、そのコミュニティの女性の生きづらさ。
●セックス・エデュケーションS2
「82年生まれ、キム・ジヨン」のスカーフお姉さんの系譜、その現代的で至高なシスターフッドに泣いた。このシリーズ大好き、推しはメイヴとエリック
●ザ・ボーイズ2
リアルタイム進行中の出来事を、ここまで落とし込めるスピード感とプロとしての矜持。
●リトル・ドラマー・ガール
フローレンス・ピューとパク・チャヌク、先日亡くなったル・カレ。この作品のピュー子さすがです。
●ウォッチメン
ヒーローもヴィランも、なぜ覆面(マスク)を被るのかに迫っていく。浮き彫りにされていったのは、誰かを、大切な人を思う愛なんじゃないか。
●ザ・クラウンS4
物議を醸したフィクション。ある年代以上には絶対的アイコンのひとりでもあるので。ダイアナを演じたエマ・コリンが愛らしければ愛らしいほど、胸が締めつけられた。
※評判良く、シーズン2も決まった「エミリー、パリへ行く」は、確かに目には保養になったけれどハマれず…
☆韓国ドラマ☆
数年ぶりに韓国ドラマにハマりました。
●サイコだけど大丈夫
●キングダム2
●椿の花咲く頃
●スタート・アップ:夢の扉
●愛の不時着
●梨泰院クラス
●ハイエナ
●よくおごってくれる綺麗なお姉さん
●キム秘書はいったい、なぜ?
●青春の記録
2021年もよろしくお願いいたします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?