ママミーア

『マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー』 さあ、行くよ! 新たな1歩を 8/24(金)~公開

原題:Mamma Mia! Here We Go Again ★★★★☆4.5

※画像をクリックすると公式サイトに飛びます。

とにかく至福! 至福のひとときとは、まさにこのこと。

シェールも加わった、あの“絵力”はオーシャンズをも凌ぎそうな勢い。


ヒア・ウィー・ゴー、アゲイン!なんですよね。

さあ、行くよ! 私たち、もう一度。

それはソフィ(アマンダ・セイフライド)にとって新たな門出。

ドナ(メリル・ストリープ)との夢だったホテルの開業に合わせて、3人のパパたち母の親友たちがソフィのもとに再集結します。


前作『マンマ・ミーア!』からもう10年なのですね(しみじみ)。

ロングランとなったブロードウェイミュージカルを元にした前作よりとは少々趣が異なり、『ラブ・アクチュアリー』や『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』リチャード・カーティスがストーリー原案、『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』のオル・パーカーが脚本・監督。

全編を彩るのはもちろんABBAですが、メジャーどころはもちろんのこと、「悲しきフェルナンド」など隠れた名曲ともいえる楽曲も多々。



サム(ピアース・ブロスナン)はそのままに島に暮らし(前作参照)

ハリー(コリン・ファース)は東京で商談

ビル(ステラン・スカルスガルド)はスウェーデンで授賞式

という中

若きころのドナ(リリー・ジェームズ)と若きころの彼らの出会いが、ホテル開業パーティーの慌ただしい準備と交錯しながら描かれていきます。


若きドナ、リリー・ジェームズの陽のパワーたるや! 彼女の快活さや勢いは、まさにドナの若いころにぴったりかと。

彼女の元気な、情感豊かな歌声も好きですが、

アマンダの決してか弱すぎないハイトーンボイスがやっぱり好きです。


若きサムを演じた『戦火の馬』ジェレミー・アーヴァインとの出会いは、まさかの馬つながりというサービス(?)


3人のパパの再集結に感激していると、

そこに、母娘の運命的なつながりを思わせる妊娠発覚。

ソフィのあるひと言に感涙しつつ、

なのに、シェールさまが登場した途端、すべてをかっさらいます。

なんて、お人。



実は、『SUNNY』の日本版においてごっそりと削られてしまった要素が、本作にはありまして

同じような大団円でも、イチ母にとって、(そしてきっと娘世代にも)響くものがちょっと違います。



そして、イチ母としてひと言、言いたくなってしまうのは、

(これを言うと元も子もないのですが)


リゾートや旅先で開放的になったり、運命的な出会いをしたりするのは致し方ないこと

でも、ちゃんと避妊、しましょ。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?