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プレインターナショナルスクール生活日記vol.12

今週は、とある小学校お受験のための塾の説明会に行ってきた。目的は、受験をするための準備ではなく、インターナショナルスクール特有の長い長い夏休みにアクティビティが必要であり、せっかくならお受験塾みたいなものに行っても学びがあるんじゃないかという興味本位で行ってみた。

お受験について考えないわけじゃないが、受験ってどんなものなのだろうか気になっていたので、良い機会だった。結果的に分かったのは、小学校受験は親の受験と言われる通り、親の日々の接し方が、受験の成果なんだと学んだ。

小学校受験は親の対応が全て

塾の先生に言われて改めて理解したのが、小学校受験は、子供がどれだけ勉強したか?ではなく、親がどれだけコミットして子供の成長に寄与したか?ということだった。

だから、日々、親が子供に対してどんな声掛けしているのか?どんな会話をしているのか?が全てであり、受験を一つのゴールにするなら、2歳、3歳からと早ければ早い取り組みに越したことがないということ。2歳から5歳末の受験に向けて取り組むのと、3歳からスタートするのとでは、圧倒的に差が出るのは明らかだと思う。

そして、学校側も受験時に見るのはペーパーテスト、運動ができた、とかだけではなく、子供の一挙手一投足であると。この年代で、足し算ができます、漢字が書けますよりも、佇まいが注目されるようだ。もちろん、プラスアルファで計算ができるのはいいのかもしれないが、基本は、子供の行動、考え方なんだろうと理解した。

座って学ぶができる/できない

こういった受験塾に通うこと、通わないことで違いが出てくることはなんだろうか?と思って聞いていると、先に挙げた佇まいだけでなく、小学校に上がった時点で、机に向かって何か取り組むという行為に差が出てくると。

確かに保育園、幼稚園でも机の上で学ぶことも多いだろうが、塾では決まった時間、ある程度制限の中で座って先生の言うことを聞かないといけない。そういった訓練を一定時間するので、小学校のスタートでは圧倒的な差が出る。

実は、通うインターナショナルスクールで似たような取り組みがある。子供は、毎日1時間おきに「数学」「アート」「体育」など時間を区切って学ぶ内容が違う。その都度、フロアに座って話したり、机に向かって作業の時間を取ったりしている。すでに小学校のような時間割なのである。

自宅では、座って作業するなんて、お絵描きなどで5分程度だが、スクールでは1定時間座って作業をしている。こういった座って作業する、みんなの前で発表するといったプログラムが組み込まれているのが、教育プログラムを導入しているスクールならではだと感じていた。進学塾の話を聞いて、少なくても座って何かに取り組む時間を持っていることは将来的にプラスなんじゃないかと思った。

親のダメは子供にダメ

塾の先生が話されていたのは、親が子供に対してダメを言うのは簡単だけど、それだと子供の自主性が育たないし、親の顔を見て行動してしまう。子供が伸び伸びするなら、親はダメではなく、代替案や会話をして理解するように努めることが大事なんですと。

僕は、塾に通う一番の理由は、子供への接し方を学ぶことを知ることだと思った。小学校受験は親の受験と言われるのは、親が成長、受験の方向性にあった接し方をしないと、子供は受験の土台に立てないからだろう。

子供もプレの年代になったので色々欲求することも多く、それはそれで個性と理解しながらも、時と状況によっては受け入れ難い時もある。それでも、親なんだから、子供の要求にも頑張って対応しなければいけないんだなと思ったし、自分の成長が子供の成長になるのだから、やるしかないと思わされた時間だった。

お受験進学塾のお話を初めて聞いてみたが、とても面白かった。同時に自分の成長が子供の成長に影響を与えるんだと知ると、がんばらんといけないと思った。

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