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たいていのことは、どうでもいい



最近、つくづく思う。

世の中のこと、自分の不安のほとんどは、どうでもいいと。

人にとって、本当に本気で大事なことって、そんなにたくさんないのではないか、と思う。


病気の人で、手術しないと命を落とす場合は、もちろん緊急でなんとかする必要がある。
震災や災害で家を失い、全てを失った人も、なんとかする必要がある。
事故などで身内を亡くした人も、その後の心のケアは必要だと思う。(結局は時間が薬なんだけど。経験者として思う)
戦争が急に始まってしまったら、もちろんなんとかしないといけない。


ただ、これらは一生のうちにどのくらいの確率で起きるのか、と考えた時、一度もこのような目に合わない人もいるだろうし、親の死も「いつかは」と思っているので、その時一時は大変でも、それ以外は今の日本ではほぼ起きない。
(震災が多い地域は別だが)


またこれは日本という国にいるからこそ、そう思えるのだということも忘れてはいけない。

別の国ならば、もっと考えることは増えるかもしれない。


ただ今は、若い時から不安に思っていたことってなんだったんだろう、と思うのだ。


将来への不安
自分がどうなるのかの不安
お金の不安
恋人が離れていくのではないか、という不安
結婚できないのではないか、という不安
寂しさへの不安


などを、折に触れて感じ、その度に悩み、落ち込んできた。
悩んだところで、落ち込んだところで大した解決にはならず、不安ならば動けってことだな、と気づいたのは、30歳のころか・・・

今なら言える。

たいていのことはどうでもいい。
結局は、自分がどうしたいのか、自分がどう生きたいのか、自分の人生どうなったらいいと思っているのか、だけが大事なんだと。

それ以外のことは、ほぼなんとかなるし、心配してもしなくても多分結果は同じ。
ただ自分のことだけは大事にした方がいい。
自分と向き合い、自分の気持ちを大事にし、やりたいと思ったことは遠慮なくガンガンやる。

人間関係も、合わない人とは良い距離感を保ち、無理に付き合う必要がない。
相手に無理に合わせすぎず、自分をしっかりと持っていれば、その自分を良いと思う人だけが集まってくる。

もちろん何もやりたくないなら、何も興味がないならそれでもいい。

引っ越して毎朝のウオーキングを始めてから、「自然の中で生きる自分」を意識するようになった。
今は特に気候が良いので、そよぐ風の心地よさ、太陽が上ってくる様子、季節ごとの草木、雀や鳩、めじろなどが散歩してる姿、夕方には夕焼けに、夜には月の美しさに見惚れていると、それだけで満たされ、幸せな気分になる。
それだけで生まれてきてよかったと思う。この地球の美しさに囲まれて生きられていることに。


だから、若い時の自分に言いたい。
何も不安に思わず、ちゃんと自分の心に沿って生き、その時その時を感じ、味わい、時に考え、助け助けられて生きていけば良いんだな、と思う日々だ。
こう思えるようになったのが、年の功ならば、歳を重ねることは悪くないな、と思っている。

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