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今一番気になる言葉


今私には、気になっている言葉がある。

それは

美学

だ。


終わりの美学
仕事の美学

などで使われるが、似た言葉で流儀、哲学などがあるような気がする。

辞書で調べてみると

美学

美の本質美的価値美意識美的現象などについて考察する学問
美しさに関する独特の考え方趣味。「男の―」

Weblio辞書より

独特の考え方、趣味と書かれてあり、この言葉が気になった理由がわかった。

言葉は不思議だ。

言葉にすると、ぼんやりしていたものが、途端に意識される。
だから言葉にするって大事なのだと思う。

ただ、美学を持つのもその人次第。
美学を持たない選択肢もある。
美学を持っていてもあまりにも自然過ぎて、気づいていないケースもあるはず。

美学を持っても、どんな美学を持つのかも、その人が勝手に決められる。

この自由さと、でも自分で決めてるからこそ、自分との約束を破りたくないと言う、強制とはまた違う意味での「誓い」のような気がする。

自由だけど、強い、みたいな。

私は美学を持ってた方がいいと、思ってる節がある。

例えば、仕事は手抜きしないで、できることは全てやる、
とか

わかっていることはちゃんと伝えるとか(忖度しない)、
年上が食事代が払う、または多めに払う、など、
誰かに強制されたわけでもないのに、自分が自分を見ていて「カッコ悪い」ことはしたくないし、自分で「カッコ良い」ことをしていたいから、進んでやってることが美学ではないか、と思う。

でも、まだまだ美学と言えるほどのものがないのかもしれない、とこれを書いていて感じた。

美学がある人は、ご本人が自分で勝手に決めてやってることだけど、結果的に信頼される。
この結果的に、というのも良い。
最初から、見返りを求めていないところが好きだ。

さらに美学がある人はぶれないし、迷うことが少ないのではないだろうか。

なぜなら自分の美学に従って生きるから。
美学を持つためには、ある程度の年齢になり、さまざまな経験をした上でのことになるだろう。
色々失敗も経験しているからこそ、美学ができるのだろう。

だから今この時期に「美学」と言うワードが気になっているのだ。

もしかすると自然にやってることが、すなわち美学になってる可能性もあるので、振り返ってみようと思う。
そして美学には必ずその人なりの理由があるはず。
(それもまた話を聞くのが面白そうだ)

親から言われてきたことを忠実に守る、しつけとはちょっと違う。

人生経験の総決算から生まれるのが、美学。
美学を持った大人は、やっぱりかっこいい。


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