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自分の本当の気持ちに気づく時
自分の本当の気持ちには、案外気づいていないことが私の場合多いことに気づいた。
普段、自分の気持ちは自分でわかっているつもりだったが、ある誘いを受けて
「ああ、自分は自分の気持ちをわかろうとしていなかった」ことに気づいた。
コロナの間は、会わずに済んだ関係が、コロナが終息してまた復活することがある。
コロナが言い訳になっていたのが、言い訳にならなくなってきた、と感じている人も少なくないだろう。
私にもまさにそんなことがあった。
おそらく誘われる言われはあまりないのだけど、多分決まり?なんとなくの結束?
で声をかけてもらったのだと思うが、私がどうしても「うん」と思えないことに
気づいた。
実はコロナ前から、いろんな「違和感」を感じながらも、誤魔化し誤魔化し、そして「古い付き合いだから」と言い聞かせ、楽しいこともあるのではないか、と淡い期待を持って付き合ってきたのだ。
でも、実際には毎回違和感が大きくなり、それを認めることもできず、やり過ごしてきたようだ。
今回は、流石にそれを見逃すことができず正式に断った。
曖昧にせず、はっきりと。
もちろんちゃんとした理由も添えて。
人は変化する。
考え方も、気持ちも、付き合い方も、価値観も。
それが変化しているのに、昔の付き合いをずっと続けるのはやはり無駄な時間だ。
自分に残されている時間がどのくらいなのかはわからないが、無駄な時間だと思うものに使う時間はない。
無駄かどうかは、自分が楽しいと思えるかどうかだ。
なんのメリットもなくても、楽しいと思えれば、大笑いができればそれでいい。
でも、ただの付き合いで使う時間の使い方は、今後は一切しない。
それならば、仕事をしている方がいい。
欲しくない人間関係を絶っていくのには、勇気がいるかもしれない。
古い付き合いならば尚更だ。
でも、私にはもうその付き合いはできない。
そして、今まで心の奥底ではそれを知っていたのに、自分で自分の気持ちを知ろうとしなかったのだ。
それは結局自分を大事にしていなかったのだと思う。
誰が大事にしてくれなくても、私が私を大事にする。
私が一番自分を大事にする。
そんな生き方に変えてきた。
それでいいのだと、断ってみて改めて思う。
自分の気持ちを一番大事にして断った自分を、清々しく思っているし、満足している。
これでいいのだ、と。
もう少し、早くこうしていてもよかったのだと。
人は、一生同じ人ではない。
人は、変化する。
人は、自分を大事にしてくれる人を大事にする。
上辺だけの関係は、もういらない。
本音で、本気で、お互いを大事だと思う人間関係か、ゆるい繋がりでじゅうぶん。
私はいつでも自由でいたいから、人間関係のしがらみからも自由でいたい。
このことに気づかせてくれたのだから、今回の誘いも意味があることだったと思う。
薄情なやつだと言われても、いい。
自分が自分の居心地の良さを一番考えているから。
自分の気持ちを知り、自分を大事にする決断をした自分を、今日は褒めてあげようと思う。
さよなら、昔の自分。
こんにちは、新しい自分。
そんな今の自分が、私は大好きだ。
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