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振り切る勇気


何かを変えたいと思ったら、振り切らないといけないことがある。

例えば、今の働き方を変えたければ、上司と話し合ったり、転職するしかない。
また、収入を上げたければ自分の価値を上げ、それを認めてくれる人を社内で見つけるか、転職するか、退職して自分で稼げるようにするしかない。

もし、自分の行動力のなさを変えたいと持ったら、「準備してから」と考えるのではなく、「今すぐにやる」ように今すぐ行動するしかない。

つまり、「今まで使ってなかった力を使う」「今までの習慣を捨てる」しか、変化は訪れない。
「安心」「慣れ」「居心地の良さ」を捨てることが、変化につながる。
コンフォートゾーンからの脱却だ。

何もせずに、変化することを期待していても、何も変わらない。
つまり、「振り切る勇気」が必要だ。

ある人に、ちょっとしたアドバイスをした。
その人から愚痴を聞いたので、良かれと思ってアドバイスしたのだが、多分そんなものは求めてなくて、「同情」「賞賛」「共感」「賛同」をもらいたかっただろう。
私のアドバイスに対して、「あなたはそれができるからいいけど」と言われてしまった。

ああ、やってしまった、と思った瞬間だ。

変わったらいいな、と思ってる人はたくさんいる。
でも変えるために本気で行動している人は案外少ない。
振り切る勇気がないのだろう。
私はその先に見えている世界が素晴らしいと思えば思うほど、振り切る勇気が湧いてくるようだ。

人は人。
自分は自分。

たとえ身内でもその境界線を超えてはいけないと、つくづく思った。
人はそれぞれ自分で一番良い道を、意識的、無意識的に選択しているのだから。
それを邪魔する権利は、たとえ身内でも、ないのだから。

ただし、愚痴を聞くのにもエネルギーが必要なので、自分の気力が充実している時に聴くことにしよう。

それにしても、振り切る勇気があれば、なんだってできるんじゃないかと思えた出来事だった。

現実は変えられる。

それを信じるか、諦めるか。
それによって、幸福度は変化するのだと思っている。


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