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5泊6日車での九州旅 4日目 阿蘇から熊本市内へ 自然に感謝し、美味しいものをいただく日


 今朝はゆっくり目覚めると、文句のつけようのないほどの快晴。
寒くないし、雲ひとつない空の下、早速朝散歩に行く。

すぐ近くの阿蘇駅の方に向かって歩くと、朝7時から道の駅は空いている。
そこで、昨日見ていたイチゴを見ると、なんと300円!!
数を数えられないほど多くのイチゴが入っていたが、(後で数えてみたら、50個以上入っていた・・・)その値段の安さに驚き、結局購入した。


おそらく朝摘みいちご
美味しかったー

せっかくなので、ホテルのキッチンスペースで、カフェラテを飲みながらイチゴを食べようと言うことになった。
このキッチンとリビングは本当に居心地が良い。次から次に人がやってくるが、ほとんどが外国人客だ。
阿蘇にもたくさんの外国人がやってきていたが、阿蘇山の魅力なのだろうか。
ホテルのスタッフも、日本人だけではなく、外国人スタッフも働いていた。


部屋から見えた阿蘇駅 多くの人が列車から降りていた

都会、地方関係なく、観光地はどんどん国際化していく運命にあるようだ。
それに伴い、観光地は進化していく。それはとてもいいことだな、と思った。

10時半にはチェックアウトをし、早速阿蘇外輪山の「大観峰」(だいかんぼう)を目指す。
車で30分ほどの場所だ。

この大観峰には、今まで何度か訪れていて、阿蘇五山を見渡せる大パノラマの景色にいつも感動してきた。
前回行ったのは、おそらく8年以上前だったと思うので、どうしても今回行きたかったのだ。


駐車場と売店 なんとか駐車場スペースを見つけて止めた 駐車料金は無料
阿蘇五山を見渡せます

到着すると、無料駐車場はほぼ満杯。なんとか駐車スペースを見つけ、早速展望台へ向かう。
このあたりから、日本語がほぼ聞こえなくなる。
多いのは、韓国語だった。ツアー客として到着したのか、すれ違う人たちがみんな韓国語を話しているように見えた。

天気は文句なし。
標高は相当高いはずなのだが、上着もいらないほど暖かい。
夏はかなり涼しいくらいなのだが、この旅は、本当に天候に恵まれている。

展望台到着。
大きく深呼吸を数回する。
そして、周囲をぐるりと見渡す。


展望台にある石碑
パノラマの景色
パラグライダーは経験していないが、楽しそう
360度、こんな感じです

圧巻。

自然の凄さ、美しさ、偉大さを感じずにはいられない。
人間はこの大自然の中で、ありがたくも生きさせてもらっているのだ。
感謝、感謝、感謝だ。

場所を変えて、さらに景色を堪能する。
一度は、座ってしばらくぼーっと景色を見ていた。
その際にも、韓国語が飛び交っていたが、自然と自分との対話ができた気がする。


そして、浮かんできた言葉は、「死ななくてよかった」と言うこと。
私は息子を亡くした経験があり、その時には生きている意味がないと思っていたし、息子の後を追いたいと思ったこともあった。
しかし、なんとかあれから30年も生きてきた。
もし、あの時死んでいたら、この景色を再び見ることはなかったし、以前には感じることができなかった「生きていてよかった」という感情に巡り合うこともなかった。


自然はその姿をほとんど変えないのが、すごい
少しギリギリの場所まで行ってみた
ちょうど小型機が飛んでいた
ずっと眺めていたいくらいだった

それほど、このタイミングで大観峰に来れたことは、私にとってとても大きな意味があった。
やっぱり、行きたい時に行きたい場所に行くことは、とても大事なのだろう。


その後は熊本市内を目指し、車を走らせる。
カーブがかなり多い道が続くが、車は少ないので運転はあまり大変ではない。
およそ1時間ほどで、熊本市内に入り、お目当ての「武蔵茶屋」に到着した。


お昼時で車も多かった
熊本の人でも、案外知らない人も多いらしいが、名店だ

ここも何度か訪れている、「出汁の美味しい平打ち麺のうどんや」だ。
最初、連れて行ってもらって食べた時、その美味しさに感動し、その後も熊本にくるたびに必ず訪れているうどん屋だ。

何が感動か?というと、椎茸と鰹節でとった出汁。
一切素材に妥協しない、大きな蒲鉾。
出汁がよく絡む平打ち麺。
さらに、「武蔵定食」を頼むと、熊本名物「高菜めし」も付いてくる。
私の定番は、武蔵定食だ。

武蔵定食

ちなみに、他のメニューは次のとおりだ。


裏には単品メニューあり

私が頼む武蔵うどんには、柔らかい餅も入っていて、本当に美味しい。


大好きな武蔵うどん 右上は四角いお餅です


熊本の人も案外知らない、うどんやなのだけど、ランチタイムどきの店内はほぼいっぱい。
ここには、外国人の姿はほとんど見えないが、とにかく美味しいので、一度ぜひ訪れてみて欲しい。

一口食べると、「ああー」「美味しい」しか言葉がなくなる。
こんなに美味しいうどんがもっともっと有名になっていいのに、と思う。
家族は、別メニューで、「小次郎うどん」


長ーいごぼう天は、小次郎の剣を表しているらしい

そう、もうお気づきだと思うが、実はこの武蔵茶屋は、宮本武蔵にちなんで名付けられている。
さらに、この武蔵茶屋本店は、「武蔵塚」と呼ばれる場所にあり、すぐ横には剣道道場がある。
そして、この美味しい蒲鉾は、山口の萩で作られたものらしい。
ちなみに、巌流島の戦いの場所は、山口県の壇ノ浦だ。

帰りにかまぼこを買って帰ったが、写真を撮るのを忘れてしまった・・・
材料にもこだわっていて、さらに蒲鉾にはちょっとうるさい私をも、唸らせる蒲鉾の美味しさだ。
蒲鉾についての蘊蓄は、また今度別の記事で書きたいと思うが、それほど美味しい蒲鉾だということは、伝えておきたい。

この武蔵定食で、1100円。
このボリューム、この美味しさでこのお値段は安いと思う。


かなり満足して、ホテルへと車を走らせる。
ホテルのチェックインまでは、もう少し時間があるので、熊本城見学に行こうということになった。
地震によって倒壊した部分の再建築が終了した熊本城。
以前行った時はまだ工事中だったが、今は完成している。


以前はなかったミュージアム
お土産通りも綺麗に整備されている
以前のお城にあったものなのか・・・
二の丸
ホテルから見た熊本城

お城までの途中に、以前はもっとバラバラにあったと記憶しているお土産やが一堂に集められた場所ができていて驚いた。
さらに、お城への入館料も以前より上がっていたと思う。
そこで、城には入らず周辺を散策した。(案外観光しないんです・・・笑)

熊本城を訪れる人は、とても多く、少々行列ができているほどだった。
日本人半分、外国人半分、といったところだろうか。

今や観光地は、息を吹き返した様相を呈している。
人混みは嫌なので、ホテルへと向かう。


このターミナル内にホテルも駐車場もある

今日宿泊予定のホテルは、以前金沢に旅した際に宿泊したホテルの系列だ。
案外安く泊まれたし、市内の便利な場所にあったので、予約した。

ちなみに部屋は今回初めてダブルベッドとなり、この旅の中で最も狭かったが、ロケーションはバスセンター内にあり、繁華街へも徒歩圏内だった。

ただ、駐車場がこのバスターミナルの施設内にあるのだが、ホテルからの駐車券などは一切なく、一泊1800円と、今までのどこよりも高い。
今までは、無料または1000円だったので、少々驚いた。

さらにエレベーターを乗り換える必要があり、少々めんどくさい。
また、金沢のホテルではウエルカムドリンクがあり、ワインさえも無料だったのだが、ここではウエルカムドリンクは一切ない。
同じホテルなのに、サービスが違うのは少々混乱するな、と思った。
全ては、アゴダの予約サイトには書かれていたのだが、私は金沢で宿泊したイメージが先行して読んでなかったのは反省だ。


少し部屋で休憩し、市内散策に徒歩で向かう。



以前パルコがあった場所から撮影した熊本城


デパートがある、一番の商業地に向かったが、以前あったパルコはなくなり、星のやグループのOMO5という、ホテルに変化していた。
パルコは何度か行ったので、ちょっと残念だ。


そこで、新幹線開通で新しくなっている熊本駅に行ってみようということで、路面電車に乗った。


市内を走る路面電車


熊本の路面電車は、QRコード払い、ビザタッチもできる。ICカードも使える。
(鹿児島はICカードは使えなかった)
熊本駅までは20分くらいだろうか。
車内は、夕方のラッシュと重なり、割とぎゅうぎゅう詰だった。

すぐ近くにいた、学校帰りの女子高生がとても可愛く、熊本の美人度は高いなーと感心していた。

駅には、JR九州が全ての主要駅においている「アミュプラザ」があり、館内を少し見学。


熊本駅前電停
熊本駅


こちらの方はあまり人はおらず、外国人も少ない。
熊本は、商店街が有名で、その商店街にはシャッター店などはほとんどない。
その商店街の方がずっと人が多くいた。新しい商業施設よりも、元々からある商業施設の方が人気があるのかもしれない。珍しいケースだ。


今日の夕食

18時になったところで、お目当ての今日のお店へ向かう。
タレントのスザンヌさんのお母さん、キャサリンさんが経営する、「キャサリンズ バー」。
今まで5度ほど通ったことがあるが、一度はスザンヌさんがご家族で来店され、握手をしてもらったこともある。(ただのミーハー笑)

お母さんのキャサリンさんは、お料理が上手で、いつも無料で美味しい一品を出してくださる。
キャッシュ オン デリバリーの、立ち飲みバーだ。
バーといっても、とても店内は明るく、フラッと立ち寄ることができる、いい感じのバーだ。


くまモンがお迎え


入り口に貼ってある3人のポスター

到着後、スザンヌさんの妹さんのマーガリンさんが接客してくれ、ドリンクと共に枝豆や乾き物をオーダーすると、程なくキャサリンさんお手製のとろろ入りのお味噌汁が出てきた。これは、完全無料。


これをいただいた


食べると、本当に美味しい。出汁が聞いていて、野菜も玉ねぎ、牛蒡、にんじんなどが入っている。
さらにすりおろした山芋が入っていて、優しくも温かい一品だった。

熊本に来ると、いつもここに立ち寄るが、いつ行っても癒される。
放っておいてくれるので、ひとりで行っても楽だし、入れ替わり立ち替わり人がやってきて、飲み会に行く前、いった後に訪れる人が多いようだ。
こんなバーが、近くにあったら結構通うだろうな、と思うのだが、明るいバーって案外見つからない。
少しでも長くこのお店が続いてくれることを、心から願っている。


お料理メニューはこんな感じ

私のこだわりの場所と店に行った1日だったが、家族は初めてのところばかり。
家族の満足度は高かったので、もし熊本に行く方はよかったら行ってみてくださいね。

ホテルは、あまりおすすめではないので、今回掲載はしていません。

熊本でのご飯

https://g.co/kgs/7zYuED6

武蔵茶屋 本店
096-338-7240


熊本でのお酒



キャサリン’s BAR

https://g.co/kgs/e9LUrGc

キャサリン's BAR
096-354-3178




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