拡大期は行動力、安定期は戦略を大事にしないと組織は衰退する
環境は必ず変化していく。
その環境に合わせて自分の行動を変化させていくことができれば、成果を出し続けることができる(はず)。
市場が拡大しているときは「需要 > 供給」のバランスになっているため供給を増やすこと(行動量)が大事になる。
コロナで非常事態宣言が出た時期(2020年5月くらい)のマスクの販売が良い例だと思う。
マスクが足りない状況なので、とりあえずどんなマスクでも売れた。しかも高値で。
この時に一番重要だったことはマスクをとにかく売ること。消費者のニーズに応えるための機能性やデザイン性などは気にせずとにかく売るという行動の量を多くすることが売り上げを上げる一番重要な要素だった。
非常事態宣言も明け、いろいろなメーカーがマスクをつくるようになりマスクの供給が多くなってきた、ユニクロのエアリズムマスクなど機能を重視した売り方が増えてきた。
ただの不織布のマスクは売れなくなった。ただマスクを売ればいいわけではなく、消費者のインサイト(潜在ニーズ)を見つけてそれに合う戦略で販売しないと売れなくなってきている。
つまりタイトルで書いた通り拡大期は行動量、安定期は戦略が大事になる。
この変化に気づけないリーダーの組織は必ず衰退する。
・受注できないのは訪問の数が少ないからだ
・訪問の数が少ないのはテレアポの件数が少ないからだ
・テレアポ数を来月から倍にするぞ!
みたいな思考になる。
競合が少なかったため、電話での提案が珍しく、テレアポでも決裁者までつながる機会の多かった業界が、競合が増えたことにより営業電話が迷惑電話になってしまうことは多い。
そういう変化に気づかずに今までテレアポで訪問獲得できてたから、もっと電話する数を増やそうとする戦略は効果的とは思えません。
結果、無駄な作業が増えることになる。
成果の出ない作業を続けると誰でも疲弊してしまう。退職やモチベーションの低下などが起きて、最終的には組織全体が衰退することになる。
戦略なく、行動量だけで結果を出し続けてたとしたら、危険。組織がある程度、大きくなったときは戦略の重要度をあげていったほうがいい。
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