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73歳の友人

今日は2ヶ月ぶりにジャズ喫茶のマスターに会ってきました。

僕の人生観を変えてくれた人です。
もう73歳ですが、友人だと思っているし、彼もそう言ってくれています。

写真は、マスターと暮らしている犬です。

ライターを始めてからマスターとは初めて会ったので、すごく感じるものがありました。

やっぱり僕は自分らしく生きたいんだなって。

人との比較も興味ないし、お金も最低限あればいい。

あとはどれだけ人生を自分らしく充実させられるか。これに尽きるなと。

マスターとの出会いは、少し長くなるし外に出せない話もあるから、ここではそこまで語りません。

そのうち、物語にできたらいいなって思っています。

それくらい、大きな大きな意味を、僕に与えてくれました。

彼を通して流れてくるジャズは、いつもその時そのときにちょうどいい音楽なんです。

どうしてそうなるのかはよく分かりません。

でも明らかに、僕の感情に訴えかけるものが違う。

ーー

僕は小学生の頃から、割と不思議な生き方をしていると思われてきた。

今もそうだ。

そもそも研修医を辞めるなんて、全国の中でもたった数人だから。

「周りがいつも正解」とは思っていない。

正解は「自分の中」にある。
さらにそれは常に変動している。

その参考材料に、周りの動きや意見が使えるだけだと思う。

「僕ではなくなってしまう」

今医者を続けていればそうなってしまうと、直感が働いた。

だから辞めた。


マスターも、有名企業に勤める予定だった。

だけど、就職間際に行くのを辞めた。

「自分じゃなくなる」と思ったから。

僕もそれを自分の身をもって知って、同じような道を歩んでいるのは、不思議だなと思う。

ーー

僕が東京に出て1ヶ月目にマスターに出会ったのは、偶然ではないと思っています。

駅から遠く遠く離れていて、そのお店に来るお客さんなんてほとんどいないから。

おまけにやっているかどうかさえよく分かりにくい入り口。

なんで出会ったんだろうな。

ただ一つ確かなのは、僕がジャズに出会っていたから。

だからジャズには感謝しています。

これからもずっと、感謝して聴いて、見て、楽しみたいと思います。

出会いって、不思議ですね。

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