サンフランシスコが好きな理由
海外の好きな街を訊かれたら、迷わずサンフランシスコを選ぶと思う。
サンフランシスコはアメリカ合衆国カリフォルニア州、西海岸に位置する海辺の都市だ。
自分はそんなサンフランシスコが好きなわけであるけど、実際にその地を訪れたことはない。
と言うか、まず日本列島から出たことがない。
高校の修学旅行では行き先に3つの選択肢があって、シンガポール、オーストラリア、沖縄の中から選べたのだが、自分は沖縄を選択した。
理由は、単純に沖縄に行ってみたかったことと、ただでさえ苦手な集団行動を海外でしたくなかったこと。大きくこの2つに依拠するだろう。
シンガポールやオーストラリアではホームステイがあるという事実も、勘弁してくれと自分の初めての海外旅行を思い留まらせた。
結果的に、沖縄を選んだことを正解だったと思っている。
沖縄料理であるソーキそばやタコライスやサーターアンダギーなんかを食べれたことや、燃えてしまう前の首里城をこの目で見れたことは有意義だったと確信しているからだ。
旅行に行った時期は2月だったのだが、寒さなんて全く感じず、寧ろ暖かいくらいだった。
そんな沖縄特有の気候も、寒いのが苦手な自分にとって居心地が良かった。
まあ、小学生的に一言で感想を言えば、楽しかった。
いつの間にか話が沖縄旅行になっていた。
そうだ。メインはサンフランシスコだ。
なぜサンフランシスコが好きなのかと言えば、やはり最大の理由は美しい街並みだろう。
ビクトリア様式の家々、ケーブルカー、ゴールデンゲートブリッジ、フィッシャーマンズワーフ、コイトタワー。
自分はそんなサンフランシスコの景観に惹かれて、これまでにその地の絵をいくつか描いてきた。
サンフランシスコにはジャパンタウンがあるという事実は、日本人にとって多少なりとも親近感を覚えやすい要素かもしれない。
以前、『ウォッチドッグス2』というサンフランシスコが舞台のオープンワールドゲームで、街を散策したり、ドライブをしたりもした。
PS4のリアルなグラフィックでサンフランシスコを自由に探索できるのは、今更ながら贅沢な話だったと思う。
もちろん、液晶画面を通しただけではわからない負の部分も当然あるだろう。
治安だったり、差別だったり。
しかし、やっぱりサンフランシスコは魅力的な街だ。
その見解に、今のところ変わりはない。
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