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1年目の意味づけをこれからに活かす

今週のテーマは #転職してよかったこと


2021年4月1日に転職をし早1年が過ぎました。

新しいことに挑戦をさせていただく機会もあり、非常に充実した濃い1年を過ごすことが出来ました。

自分なりにこの1年をしっかりと振り返っておきたいなと思ったので、自己満ですが振り返っていきたいと思います。


フィードバックをもらえる機会の重要性

前職では自分自身に対するフィードバックをもらう機会はあまりなかったです。転職してからは週に一度の1on1があり、上司からFBを貰う機会が増えたのが私にとってはとても良いものでした。自分自身では気が付けない自分の特徴や状態、足りない視点を客観的に振り返ることが出来る機会になりました。今までは自問自答で考えて答えを出すことが多かったですが、対話の重要性を感じました。このフィードバックに関しても上司に対する信用信頼がないと言葉が入ってこないケースもあると思いますが、そういう面でも信用信頼できる上司に出会えたことにも感謝をしなければなりません。


自分の課題に気が付くことが出来た

先ほどの1on1を通して自分の課題に気が付くことが出来ました。いくつかあるのですが、私にとってこれからも課題になりうることを2つ取り上げます。

(1)初動の立ち上がりが遅いこと
インプットしたものを自分の言葉に整理してアウトプットすることが遅いということがわかりました。「行動しながら考える」というよりも「考えてから行動する」タイプだったので「考える」ということに時間がかかっていました。この性格は言われるとずっとそうだったと思うのですが、前職だと同じ業界で同じような仕事を7年間してきたので「課題に感じることなくやれてしまっていた」という状態だったのかなと思います。転職して2カ月間は成果が出ず「植田さんにはこういうところがありますね」と上司のFBがあったからこそ、そういった自分を受け入れて「じゃあ、どうすればいいか?」と考えることが出来たことは大きなきっかけでした。事業には「0から1」「1から10」「10から100」等々のそれぞれのフェーズがあるはずです。新しいことを取り組む際にこの課題は常に付きまとうものになるので、この性格を受け入れつつも「どうすれば立ち上がりを早くすることが出来るのか?」と自分自身をアップデート出来るようになることがこれからは必要になると思っています。
(2)利他的な要素が強く利己的な要素が足りないこと
この自分の特徴は以前から自分でも葛藤をしていたもので、それを今の会社っぽくFBをもらった内容です。「利他的要素が強い」というのは「誰かのために貢献したいという気持ちが強い」といったものです。私の人生を振り返ってもすごく一致する特徴だなと思います。恋愛や人付き合いでも尽くすことで相手が喜んでくれることが自分にとってやりがいや喜びにもなっていました。前職でも私と顧客の間には基本的に「人」がいたので、「人」に対して価値貢献をすることを考えてばかりいて、自分のことを考える余裕なんてありませんでした。これはこれで自分の強みだと思っている一方、「利己的要素が足りない」というのは自己中心的になれと言っているのではなく「自分の考えや意見を主張する力、自分の成果にコミットをする力が弱い」といったイメージです。組織で仕事をする上でこの「利己的要素」は求められます。私はある意味みんなに良い顔が出来るが、人から嫌われることを怖がっています。自分でも薄々感じていたものの、この感覚に気付かせてくれたことはこれからの自分にとって大きな出来事でした。これから自分の殻を破る上では大きな要素になってくるもので、いまもそれに向き合いながら試行錯誤している最中です(笑)。


言われたことをやる力ではなく、自分で考えて言われる前にやる力が必要

前職でも自分から指示を出すことが多かったので、転職をしてから私の上には上司がいて、上司からの指示が下りてくるようになりました。そんな時に気が付いたのがいつの間にか指示待ちになっている自分でした。「言われたことをやること」ばかりが身についていて「自分で考えて言われる前にやること」の思考が出来ていませんでした。前職の役職を脱ぎ捨てて役職が無くても転職した理由の1つに「個人の能力をもっと高めたかった」というものがあったにも関わらず、自分の立場が変わるだけでこうもなってしまうのかと自分が情けなかったです。「言われたことをやる」ことは大切なことですが非常に楽な人生です。自分の人生を他人に任せているという風にも捉えることが出来ます。しかし、これからの時代はより「自分で考えて実行する力」が求められます。人間は気が付いたら楽な方を選択してしまいます。立場に関わらず「自分で考える力」は自分で意識的に自制する必要があることを気付かせてくれました。


リーダーの姿

8月から会社のあるプロジェクトに参画をすることになり、そこで3人のリーダーと出会うことになりました。今までは私がリーダーになる経験が多く、3人のリーダーの下で仕事をすることが出来たのは有意義な経験でした。そして、やはりチームはリーダーによって大きく変わってくることを垣間見ることが出来ました。人はそれぞれが違うからこそ、ある人と同じようなリーダーシップを取ることは絶対に出来ないと思っています。それでもリーダーシップの在り方がチームメンバーやプロジェクトの成果に大きな影響を与えます。私はこれからどんなリーダーになっていけるのかを考えさせられました。


ビジョンの実現

この1年間仕事をしてきた中で嬉しい気持ちになることもあれば、辛く悔しい気持ちになったこともあります。どちらかと言えば後者の方が強かったかな(笑)。それでも、私の中で支えになっていものと変わらなかったことは「ビジョン実現のためにどうすればいいのか?」という考えです。私たちが提供することをたくさんの方に使っていただけることでビジョン実現に近付くことが出来る、このプロジェクトを成功に導くことがビジョン実現には必要、というものがあったからこそやってこれました。入社を決めたときに世の中に対してこの会社のビジョンが必要で、それはこの会社じゃないと実現出来ないと思ったことがこの1年間変わりませんでした。それはきっと一人では無理で、会社の中でビジョンに対する会話が自然とされていたり、苦しい時でもリーダーがそういったビジョンベースで話をしてくれたり、そういった積み重ねがあって私も見失うことなくやってこれたのだと思います。ただ、まだ1年しかこの会社におらずビジョン実現に向けても自分の価値貢献なんて出来ていないので、これからも目指し続けたいと思います。


2年目の新たな挑戦

そしてこの1年の経験を通して、転職2年目の今年(正確には明日から)は、新たな部署に異動をすることになりました。社内での異動なので目指すべきコーポレートビジョンは変わりませんが、部署が変わり顧客は変わるので0からのインプットにもなり、私の課題を克服する機会にもなるかもしれません。何よりも私がこの会社に関心を持つきっかけにもなった「教育」という領域に関われることにはとてもワクワクしています。この1年で自分の中での「働く上での芯」みたいものは固まりました。それは部署が変わったとしてもきっと変わることはありません。また、これから価値貢献をしていかなければいけなかったにも関わらず、前部署の上司から快く異動を応援してくれたことにも感謝の気持ちでいっぱいです。2年目は去年よりも会社内で様々な人の気持ちを背負って仕事をする必要があるなと思っているので、この1年間の全ての学びを2年目にも活かしていけるように明日から心機一転頑張りたいと思います。


「転職してよかったこと」というよりもただの1年間の振り返りになっちゃいましたが、この1年間の出来事全てが「転職してよかったこと」だと思えています!

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