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ひとり暮らし

30数年前京都出身の私は千葉県の流山市というところでひとり暮らしをしていました

世間知らずのままひとり暮らししていました

世間知らずなので消火器を買わされそうになりました
断ったら売りに来た人は怖い人に豹変しました

世間知らずなので宗教の人の話を聞いていたら毎週やってくるようになりました。あまりに毎週やってくるのでバイト始めました

世間知らずなので住所移していたら知り合いひとりもいない流山市から成人式の案内が来ました。知ってる同級生誰もいないので行きませんでした

住んでる部屋の隣はフィリピン人の人たちのたまり場で壁が薄いのかスーパーマリオをやってケラケラ笑っている声が聞こえたりしました

一度チャイムが鳴ったので外に出るとフィリピン人の女の人がいました

「………(無言で笑っている)」

「(いや、何も言わんのかい!)」

隣の部屋と間違えて私の部屋のチャイムを鳴らしたようです

その頃車雑誌を月に10冊以上読んでいました。月日が経ってどんどんたまっていき足の踏み場もなくなりました。ある日両親がやってきて私の部屋の雑誌の海を見て(私の祖父の葬式でも泣かなかった)父親が後で泣いたらしいです。情けなさで

学生だった私はこの部屋に住んだまま東京の会社に就職しました。世間知らずの私は実家から車を持ってきてアパートの前の道路にずっと路駐してました

ある日、大雪が降って世間知らずの私は「ドリフトが出来る!」と雪の中ノーマルタイヤで近所をウロウロしました。30数年前の自分を往復ビンタしたいです

またある日、大寒波がやってきた日だったのでしょうか朝に蛇口をひねっても水が出てきません。水道管が凍っているのかどんなにひねっても出てきません

仕方なくそのまま会社に出勤しました

家に帰ると中から不穏な音が聞こえてきます

玄関を開けると蛇口から水がマックスの勢いで

「ダダダダダダダダダダダダダダダダ」とシンクに流れています

いつから流れているのでしょうか

考えても水道代は減らないのでそのうち私は考えるのを止めた

#ひとり暮らしのエピソード

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メディアパルさんのnoteより

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