見出し画像

読書感想文-勝てるデザイン編- (一部プロモーション有り)

✍🏻:以下では投稿主である上田真視点で、毎回1つの書物に関する「読書感想文」なるものを記述し、どう感じたのか、どこが気になったのか等々をまとめていこうと思います。
※あくまで、上田の感想であり、人によって感想が異なります。あくまで1つの本を読む材料として読んで頂けるとありがたいです🙇🏻

今回は、2021/3/17に発売された前田高志さん (以下、前田さん) 著である「勝てるデザイン」をピックアップします。


この本にであった背景

マエデ (旧前田デザイン室、所属は2021/04~) に入り、そこから、たびたびこの本の噂を聞き、読むに至りました。
当時様々な書店を見ましたが、なかなか見つからなかったことを覚えています😅

この本から学べることも

・現在様々な企業様のブランディングやロゴを担当される前田高志さんの考えの源泉はどういったものかを知れる。

・1つの道を極める (本内だとデザイナー一本だけ)というのもありだが、これからはなかなか厳しい。
そこで様々可能性を広げてみて、挑戦してみる。 (ブログ執筆、SNS投稿etc.) それがやがて自身の強みのコンテンツとなる事も。

・あらゆることに挑戦したもののうまくいかなくなった時や、今の社会でのポジショニングが変わった時に、どのように行動をしていくのか、1つのヒントをもらえる。

この書物の構成

🔵基本的には著者である前田高志さんの考えを中心に展開されており、まとめると、5つに分けられます。 (書物より)
①一撃でわかるデザイン (テキスト情報ではなく、雰囲気や感じも含めて、沢山の情報を一撃で伝えられるということ。思考量とデザインの質は比例する。)
②ポリシーがあるデザイン (企画内容やデザインの世界観等、大事にすることを明確にして、徹底して守り抜けるのかということ。)
③ならではのデザイン (とあるクライアントの
④興味を奪うデザイン (現在、デザイン自体がいいだけではなかなか難しく、企画と届け方も大事となるということ。)
⑤捨てられないデザイン (デザインのクオリティを保ちつつ、部屋に飾りたくなるようなデザインを目指していこうということ。)

🔵その要所要所で、かつての母校:大阪芸大様やかつて務められていた企業:任天堂様でのエピソードが含まれ、時系列にまとめると、前田さんがどのタイミングでどういった考えに至ったのかが視覚的に追えるのでオススメします。
時系列にまとめたものと自分の歴史を照らし合わせることで、「著者はこの時にこう思ったけど、自分はこう感じていたな」と比較できて、新たな発見があるかもしれません。
(追伸.冒頭に前田さんの歴史がまとめられており、ここと各章のエピソードを照らし合わせるのも1つ。また、「自分がどんな人間だろうか」と振り返る際に、こういった歴史表があると、1つの考える材料が出来て心強いかもしれません。)

過去・現在の自分が気になったページとは?

🔵勝てるデザインは不思議なもので、様々なタイミングで、新たな発見があります。ここでは、自分上田が過去と現在で気になったページをまとめてみました。

過去の時は・・・

かつて (2024/05以前) は以下のところが気になっておりました。

・10-童心を育てよう (仕事は楽しくやるべき、幸福を感じるものであるべき。下の名刺のように、楽しんで様々デザインやお仕事をすることで、新しく価値のあるものが生まれるかも。)

https://nasu.design/design/isakayuta/

・15-フェチを極めろ (大事にしている美意識や価値観が滲み出た方が良い。そうなることで、今後の時代生き残れる。ちなみに、フェチは幼少期が手掛かりとなることも。)

・23-コンセプトとは「印ろう」のことだ (デザインはみんなのもの、答え (デザインに対する) は相手 (クライアント) の中にしかない。「印ろう=特定の物事に対する統一的かつ基本的な考え方や視点+説得力/共感」として考え、関係者に説明して納得してもらえるようなものを作るのが大事。)

自分は「マエデ」というクリエィティブサロンに所属し、その中で様々なプロダクトのお手伝いをしてきたが、その観点から気になったというのが一番大きいと思います。
そこから、プロダクトづくりとそのページを何度も行き来することで、自分なりの大事なことを発見出来たような気がします。 (Ex.新しくプロダクトを作る過程で、その土台となる「考え」がしっかり固まっていないと、途中でおじゃんになってしまったり、改めて考え直したりと制作期間が短くなる。)

現在では・・・

そして、2024/05 (上田が印刷業界という全くの未経験業界へ転職した時期) 以降、さらに気になるようになったページは以下の通りである。

・9-良いパートナーとつきあえ:紙と印刷の話 (デザイナーは印刷会社、紙会社とガチで向き合うべきで、様々会話することで、デザインの新たな面白さを気がつける。)

・28-デザイナーのリアル転職活動~good design company編~ (外に対する手応えがなく不安があり、転職を考えるように。そんな中でクリエイティブディレクターである水野学さんからポートフォリオや実績を褒めて頂き、その不安が晴れていくことに。)

・29-デザイナーのリアル転職活動~GRAPH編~ (自分が商品ではなく、あくまでデザインの方が仕事に載っていることにモヤモヤを感じて、再び転職を考えるように。とあるセミナーにて北川一成さんのお話を聞き、応募することに。不採用ではあったが、自分で理想の環境を作るしかないと気づくことに。)

・30-認知症の父を見て人生の短さを知った (著者の父が認知症になり、著者もその姿に照らし合わせて「後悔したくない、もっとデザインをしたい」と独立へと動き出すことに。)

・31-大企業の看板が外れたデザイナーが自分の名前で稼げるようになるまで (独立した後、どうやって仕事を受注するのかという問題が。そこで、知り合いの仕事を受けたり、デザインの価値や力の凄さを広めるために、ロゴのこと等をブログで書いたりしていった。)

9に関しては、印刷業界に転職し、(成長するために) 今まで以上にデザインに注意するようになってきました。そんな中で、ふとこのページに立ち返ると、印刷のことが様々書かれていることは勿論、デザイナーと競合他社様とのリアルな会話が見ることが出来て、印刷人として勉強になることもありました。
また、28~31までは、現在年齢が26歳で、だいぶ人生の岐路 (社会人としての) に立っており、様々考えないとということで改めて読み、「前田さんが美大試験あたりからずっともがき頑張られている。自分はそれ以上に頑張らないとなかなか追いつけない」とだいぶ焦りました💦

この書物から感じること

🔵勝てるデザインでは、「駆け出しデザイナー」/「中堅デザイナー」/「選ばれるデザイナー」という括りでそれぞれ章立てされておりまして「もしかして、非デザイナーお断り!?」と思われる方もいるかもしれません。 (デザイン書ではあり、確かに大方そのパートを占めております。) しかし、非デザイナーの方にもおすすめな書物となっております。以下に、そのお話を書いていきますと✍🏻

・そもそもまず「勝てる」に対する対象は、
①「クライアント」 (デザインが必要なビジネスパーソン)
②「ライバルデザイナー」 (伸び悩んでいるデザイナー)
③「美大コンプレックス」 (キャリアに不安なデザイナー)
とされております。この部分で、非デザイナー (ビジネスパーソン) も対象に含まれております。

・一方で、上田の意見として、ビジネスパーソンとして、以下のパートがオススメです。

25:うまくいっている時こそ次を考えろ (提出した後も考えることをやめない。 (もっと良くしよう、ベストは他にあるのではないかと考えるのも大事。)

35:仕事は創るもの、お金は使うもの (しっかりお金を使い、のちに倍々にして回収するというもの。無料で受けて、良い仕事をしていき、次への関係性を築き上げる。)

38:気になることをやり続ければコンテンツになる (フリーランスになり、不安がたくさんあり新サービスをたくさん考えて、動いてきた。本書では「フィードバック」をテーマに「鬼フィードバック」のことが取り上げられている。)

今の時代、終身雇用が昔のものとなり、業績安定でも倒産する時代、1つの会社で生きていけるのは少々厳しくなってきたのかもしれません。
今まで携わってきたPJTのことを振り返り、新規PJTにどう活かしていくかを考える。お仕事後に勉強を行い、その勉強を本職以外の何かに繋げていく。お仕事で学んだことをブログで発信したり、何かのカタチ化し、コンテンツ化するまでひたすら試していく。
そのように、新たな道を開いていくという点でヒントが様々散りばめられており、勉強になります。

そんなことで、デザイナーの考えを凄く学べて、また、様々な今後のキャリアのヒントが得られるというのでビジネスパーソンにもオススメです。

🔵実は、この書物、読むだけで終わりではなく、最後のページに「勝てるデザインワーク」がありまして、ゴリゴリにデザイン力を鍛えられるワーク満載です。
自身は、色彩センスやデザインの事例集め (現在少々断念中😇) をやっておりますが、自分の好きなデザインは何故好きなのかが答えられず、「改めて自分のことを知る大切さ」を感じたり、水彩絵の具の使い方に苦戦したりと、既にだいぶ鍛えられております💪🏻
なかなか一筋縄ではいかないワークではありますが、取り組むことで「こういうことなのか」という感覚であったり、「こう感じていたのか」という自信や第3者の視点を得ることが出来るのでオススメです。ただ、分けて行うことをお勧めします😅

最後に (一部プロモーションあり)

今回は前田高志さん (以下、前田さん) 著である「勝てるデザイン」を取り上げました。
今まで何度も折りに触れて、この本を手に取りながら活動をしたり考えたり、今でも思い出のある書物の1つです。
私用事を書いて申し訳ございませんが、私上田が所属しているマエデ内でも、度々前田さんの考えに触れる機会があり、その度にこの勝てるデザインと照らし合わせる事で、学びも多いです。

1~41までのパートがあり、なかなか読み応えがありましたが、冒頭あたりにも書きましたが、デザイナーは勿論、非デザイナーの方でも「そうなのか!」という発見が沢山あるのでオススメです。

プロモーション

そして、ここからはプロモーションとなります。
実は、現在、今回の書物と様々結び付くであろう、新しい書籍が予約受付中となっております。
タイトルは「愛されるデザイン」、勝てるデザインとはまた少し方向性が違う事が書かれているとのことで、今から楽しみにしております。
そして、今日までに予約された方 (2024/06/10) にはセミナーに参加出来る特典もあります!
ここでは、今回取り扱った「勝てるデザイン」に関するセミナーに関することが取り上げられるということで、ここまで執筆してきたことが、様々学べてオススメです!

以下にAmazonのURLを貼っておきます。

そして現在「はじめに」も公開されているとのことで、そちらもURLを貼っておきます。

ここまで、読んでいただきありがとうございました⭐️
一部文章が長く、読みづらさが伴いすみません。また、最後はプロモーションになってしまい申し訳ありません🙇🏻
しかし、絶対に勉強になるということで書かさせていただきました。

また次回も別の書物をまとめていきますので、もし読んで頂けるとありがたいです🙇🏻

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?