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【神社仏閣】上野大仏(うえのだいぶつ):東京都台東区


▶上野大仏(うえのだいぶつ)

  • 宗派:天台宗

  • Webサイト:https://kaneiji.jp/

  • 住所・地図:〒110-0007 東京都台東区上野公園4−8

▶由緒・歴史

上野大仏(うえのだいぶつ)は、上野公園内の大仏山という丘の上で、顔だけが現存し公開されている大仏です(ただし、私が行ったときには残念ながら見ることはできませんでした)。薬師仏を祀るパゴダ様式の祈願塔と志納所が併設されています。
元々は江戸時代初期に建立され、幕末までにも火災や地震に度々遭い、1923年(大正12年)の関東大震災で頭部が落下するまでは像高約6メートルの釈迦如来坐像でした。
震災後、頭部と胴体は再建に備えて上野寛永寺に保管されていましたが、顔面部を除いて第二次世界大戦中の金属供出で持ち去られました。
胴体を失った顔面は「これ以上落ちない」という意味で2000年代前半頃から受験生らが祈願するようになり、「合格大仏」と呼ばれています。

『毎日新聞』朝刊2023年8月19日(東京面)

以上です。


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