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【読書メモ】『ズルい言い換え事典』齊藤 勇 (監修)

▶今回の書評本:『ズルい言い換え事典』齊藤 勇 (監修)

  • 『ズルい言い換え事典』

  • 齊藤 勇 (監修)

  • 日本文芸社

▶読後メモ

  • 愚痴っぽい人とうまくやる
    →「困ったね…どうしようね…」。好意の返報性

  • 自己中心的な人とうまくやる
    →「そうだよね」。共感

  • 優柔不断な人に結論を出させる
    →「ということは?」。ゼイガルニク効果(ロシアの心理学者)

  • 信頼関係を強くする
    →「明るく見えるけど、悩みがあるんじゃない?」。バーナム効果(性格診断)

  • 親近感を演出する
    →「xxさん、お疲れ様です」。名前を呼ぶ。ネームレター効果

  • 意中の人に好かれる
    →「xx好きなんですね。私も好きです」。ミラーリング効果

  • 別れ際に好印象を与える
    →「今日はすごく楽しかった!またね」。親近効果。終わり良ければ総て良し。

  • 同情を引いてサポートを得る
    →「現在、非常に厳しい状況ですが…」。アンダードッグ効果。同情を集める

  • 意味を持たせて興味をかき立てる
    →「はじめてつくってみたんだけど、どうかな?」。「はじめて」や「あなたのために」という意味づけが、人や物の印象をアップさせる

  • やる気を一段階あげる
    →「いつも頑張っているもんね!」。ホーソン効果。ほめられることより期待されることでやる気が上がる。

  • 相手を最高に気持ちよくさせる
    →×「その時計のデザインかっこいいですね」。
     〇「そのモデルを選ぶあたり、わかってるな~って思います」。自己重要感。自分の価値観を評価されると嬉しい

  • 相手を積極的にさせる
    →「説明に至らない部分があったかもしれませんが…」謙遜、弱み

  • 「手ごわい奴」認定されつつ好印象を与える
    →「仕方ないですね。今回だけは折れましょう」。ゲイン・ロス効果。最初にハードな側面を見せ、あとからイージーな側面を見せると、最終的に印象がよくなる。

  • 「また会いたい」を思わせる
    →「続きはまた直接会ったときに話すね」。ゼイガルニク効果。完結するより中断した物事の方が記憶に残りやすい。

  • やる気と潜在能力を引き出す
    →「xxさんなら、今日中にできますよね!」。ピグマリオン効果。期待をかけて信じると実際にそれが叶う

  • 選択肢を限定して決めさせる
    →「今、洗濯かお皿洗いなら、どっちができる?」

  • 相手に「がんばろう」と思わせる
    →「次もよろしくお願いします。今回はありがとう」。社内の生産性を上げるために感謝を伝える。ありがとうと言われて頑張ろうと思う人は8割。感謝+理由が最も効果的。

  • 難しい仕事をお願いする
    →「もし私が君の立場だったら、今後の成長のためにも挑戦するだろう」。イエス・イフ法

  • 印象をあげる
    →「課長がほめてたよ」。ウィンザー効果。第三者の誉め言葉だと、お世辞じゃない評価として認識して嬉しい。

  • 反発を受けずに指示を出す
    →「xxしていただけますか?」命令を疑問形に変換する。

  • 不毛な議論を回避する
    →「おっしゃる通りです」争わない。冷静に客観的な対応をキープ

  • 反論しても雰囲気を悪くしない
    →「確かに良さそう…でも~」。イエス・バット法

  • 面倒な用事をスマートに断る
    →「取引先との約束があってどうしても…」。権威的理由で断る

  • 嫌な仕事を円満に断る
    →「1週間前におっしゃっていただけたら…」。過去前提条件。過去であればできたと説明する

  • 虎の威を借りて反論する
    →「部長がそうおっしゃってましたけど…」。ハロー効果。

  • 試すような質問をかわす
    →「今はまだ判断できないんじゃないでしょうか。慎重に様子を見ないと何とも…」。無視の肯定。

  • 完璧主義者に上手に頼る
    →「お知恵を拝借したいんですけど…」

  • ミスした人のモチベーションを高める
    →「大丈夫。一緒に頑張ろう」。

  • 反省しない人を詰める
    →「何が分かったの?」

  • ネガティブな人をいなす
    →「なるほど…そういう考えもあるんだね…ありがとう」

  • 協調性ゼロを改善させる
    →「今日から君、うちの部署のPR担当ね」。集団同一視

  • 注意しないでクセを直させる
    →×「爪を噛むのやめた方がいいよ」
     〇「きれいな手だね」意識することで悪い癖がおさまりやすい。

  • 信憑性を高める
    →「以前、バイヤーをやっていたので詳しいんです」。具体性の力。

  • デメリットも述べて信用を得る
    →「この商品、少し問題もありますが機能面は最強です!」。両面提示

  • ネガティブ⇔ポジティブ
    →「タバコを吸うとガンになります」。ネガティブ・フレーム

  • 例えて効果的に伝える
    →×「iPS細胞(多能性幹細胞)」
     〇「万能細胞」

▶感想

実際に知っていた心理学の内容も多かったが、未知の内容も多く含まれていたので、実際のコミュニケーションの中で意識してこれから使っていきます。

以上です。


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