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まとめ 2020年9月に書いたnoteのまとめ

noteでは 以下のルールで投稿している

* 毎週火曜日 読書 (2020/1 から
* 隔週金曜日 日常のこと (2020/3/27から
* 毎週土曜日 その他 (2020/2/22から

さらに、2020年4月からは毎月最初の「その他」に先々月のまとめを書くようにしている。水平思考の考え方に意図的に「偶然 」を取り入れるという考え方がある。偶然に同じ時期に書いた記事をごちゃまぜに考えることで知識の定着を狙っています。なので、いろいろ強引ですし滅茶苦茶ですが、良い頭の体操になります。

さて、今回は9月です。

・2020/09/01 読書_ファミコンとその時代https://note.com/ueblog/n/na75bf2f920bc
・2020/09/08 読書_中野京子と読み解く 名画の謎 陰謀の歴史編 https://note.com/ueblog/n/nc736032441c1
・2020/09/15  読書_世界で生きる力_国際バカロレアが子どもたちを強くする https://note.com/ueblog/n/n76001fe9663f
・2020/09/22 読書 仕事は楽しいかね? https://note.com/ueblog/n/nc5f0679af4c6
・2020/09/29 読書 新しい経営学 https://note.com/ueblog/n/nf524d5d272fb
・2020/09/12 HIPHOP MAVI 若きBlack Beauty の表現者 https://note.com/ueblog/n/nc983ed9af062
・2020/09/19 漫画_昭和元禄落語心中https://note.com/ueblog/n/n51cd158854b5
・2020/09/26 オンラインイベント IT ソフトウェア・ファースト第1回AMA https://note.com/ueblog/n/n50fc0cb79932


成功体験から学ぶ

成功体験は成功を元に改善をすれば、更に大きい成功になる。
しかし、どこかでその方法は通用しなくなり新しい方法が必要になる。
過去や他の成功体験を右に倣えをしてマネしてもうまくいかない。ではどうすればいいいのだろうか?

まずは過去の成功体験から正しく学ぶことだ。日本の製造業は空前の成功を収めた。
しかしビジネスの中心がソフトウェアなどのITテクノロジーに移った時に、
過去の成功体験に容易にしがみついた日本は失敗した。
従来の製造業を重視するあまりソフトウェアに目を向けなかったのだ。
日本の製造業から正しく学んだのはアメリカのIT企業たちだった。インテルはビジコムと共同でマイクロプロセッサを作ったが、それをビジネスに活用できたのはインテルの方だった。
日本の製造業の優れた手法であるスクラムやリーンを正しく学び、ソフトウェアに適応したのはアメリカの企業だった。

また、日本の教育も改革が必要とされている。明治維新後、戦後の復興やノーベル賞受賞者数を見ても過去の日本の教育が成功していたことは明らかだ。しかし、21世紀スキルをみても分かるように世界でこれから求められる人材は変わりつつある。フィンランドなどスカンジナビア諸国や台湾などは従来の教育方針(競争から共通の行動様式へ)を変え成果をあげている。日本は成功体験が改革を遅らせる事態になりつつある。文部科学省のアクティブラーニングや国際バカロレア導入、大学入試制度変更などの改革の行方に注意を向ける必要がある。

新しいアイディアを得る

過去や他社の成功体験を学ぶことが深化も重要だが、他のことから探索することも重要だ。なぜなら「新しいアイディアというのは、新しい場所に置かれた古いアイディア」だからだ。世界にはランダム性がある。偶然を活用する必要がある。
遊び感覚でいろいろ試すことが必要だ。そのためには物事を多面的に見ること、視点を変えること、多様性を持つことが重要だ。

アメリカの若いHIP HOPアーティストのMAVIは、黒人文学と大学で専攻している生物学や心理学を結びつけて新しい表現を身に着けている。
絵画も単に視覚的に見るだけではなく、その絵が描かれた背景を見ることで多面的な情報となり見方が変わる。
脚本家の宮藤官九郎さんは古典芸能の「落語」をドラマや映画に持ち込むことで新しい表現を行った。漫画家の雲田はるこさんも落語を題材に「昭和元禄落語心中」という素晴らしい漫画を描いた。

偶然を活用するためには、さまざまな知識を探索して、遊び感覚で試すことが必要だ。

手の内化(コントロール)する

そうして過去から学んだり新しいアイディアを得たら、それを自らの力にする必要がある。
経営学ならケイバビリティ(企業の強味、能力)だ。そこで他者との違いをつくる。
その力は「手の内化」しなければならない。「手の内化」とは自らコントロールできる状態だ。
アメリカのIT企業はソフトウェアをコンピューターサイエンスや日本の製造業からの学びを「手の内化」した。一方、日本企業は製造業ではないソフトウェアを軽視し、容易に外部へ委託し「手の内化」を怠った。
任天堂は数少ない海外でも成功を収めている製造業&ソフトウェア会社であるが、製造業であるゲームハード機の製造は海外の工場を活用する一方で、ソフトウェアは自社開発や外部会社への開発協力など「手の内化」してコントロールしている。もちろん強味は製造ではなくソフトウェアの方だ。

企業だけではなく、個人も何かを「手の内化」して強味を持つことが大切だ。


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