見出し画像

「数年前のほっこりした話」の巻

最近は、というと。

えーと、こんにちは。最近はというとですね。
授業が始まり、結構いそがしいときといそがしくないときに差があるんですね。
というのも、通年のリサーチの授業が結構変則的にはいることが多く、「はい、今週は〇曜日のXX時にオンラインね~。」とか「じゃあ、今週は授業ないけど、来週2回やっからよろしくー。」とかそんな感じなのです。

ということで、授業に奮闘しつつも、ジムにも入会し、日本語教師のバイトもなんとなく決まり、のらりくらり楽しんでいます、ということが伝わればいいです。

数年前にロンドンを旅行していたときのこと

ここからが本題です。
(図書館で勉強してたんですが、ふと思い出したことがあったので)

このあいだ例のリサーチの授業でロンドンのバッキンガム宮殿の裏にあるクイーンズギャラリーで一時的に開催されている日本とイギリスのロイヤルファミリーの展示会に行ってきたのですが、そこに行くまで、数年前に旅行した時にお世話になった眼鏡屋さんの前をたまたま通りました。


無印がとなりにあるこの眼鏡屋

えーと、なぜ眼鏡屋さんにお世話になったのかというとですね。
夜、眼鏡をかけながらホテルのベッドで寝ていたんですね。まあ、寝返りを打つじゃないですか。そのときに「バキッ!!」とヒンジ(日本語では:丁番)の部分が逝ってしまったんです。「コ」の字であるべきはずの眼鏡のすがたが「L」と「I」に分断されてしまったんですね。

旅行中はコンタクトユーザーなので、問題はなかったのですが、
「おお、これは現地で直してもらうとネタになるぞ。」
と思い、急遽近くの眼鏡屋を検索し、突撃してみました。

"I am a tourlist, and I broke my glasses like this."

というような感じで、店員さんに見せると、

"ワカリマシタ。チョットマッテテネ。スグナオスカラ。"

という感じで僕の眼鏡の緊急手術が始まったのです。

すると、

”デキアガリマシタ。ドウゾ。カケテミテクダサイ。”

という様子で3分もしない緊急手術から僕の眼鏡が無事、成功した状態で戻ってきました。

ヒンジについているピン(これは日本語の名前知らんな。)の替えもなく、突撃した見ず知らずのちんちくりんジャパニーズボーイのわけのわからない英語にも真摯に対応してくれて、そのときに、僕はこの国がやっぱり大好きになりました。
そして、お金を払わねば!と思い、

"How much is the repair?"

的なことを聞くと、その真摯な外科医は、

"スリー"

と一言だけ僕に伝えました。

当時はまだまだキャッシュレス社会ではなかった世界だったので、財布をゴソゴソして3ポンドを渡そうとすると、

"No no no, it's FREE."

…この人、いや、この店、いや、この国最高すぎんか!
と思った瞬間でした。

イギリスに来ていると、嫌なこともないことはないです。授業の内容が理解できなくてへこむこともあります。でもやっぱり、人のやさしさってどこの国でも変わらないんだろうなと思ったので、残りの大学院生活も頑張って過ごしていこうかなと思いました。

これを読んでくださっているみなさんにも、大変だったり、嫌だなあって思うこともあると思いますが、そんな思い出と一緒にほっこりした経験もずーっと胸に残ると思うので、もがきながら過ごして活きましょう。

ピースよりももっと幸せになるように!
Three ピース!!人にやさしく過ごしていきましょう。
(いまだにスリーとフリーの聞き分けは苦手です。)

いいなと思ったら応援しよう!