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ミスターコンに出た理由

こんにちは。うえしんです。

今回は、今年度のミスコンの募集締め切りが近いということもあって、僕が2年前のミスコンに出た理由を書くことにします。

「ミスコン」そのものについて、なぜ出たかったのか、出る必要があったのか、これから応募しようとしている人もそうでない人も1人の出場者として参考までに読んでいただけるとありがたいです。

まず、最初から僕は「ミスコンに憧れて」なんとしても出たいと思ってはいませんでした。

高校生の時自分の行きたい大学を探すため、キャンパスツアーと称して、自分が通っていた大学の学園祭に行きました。
当時は「ミスコン」は学祭の一部のイベントで、大学公認でした。
当日にミスコンというイベントを知り、見れるなら見たいなと思い、チケットが売られている場所を探したのですが見つからず、キャンパスで迷っていると、グレーなやり方ですが、「一枚余っているので現金と交換しませんか?」と大学生らしい人にが話しかけてきたので、立ち見席で「ミスコン」を見に行きました。

初めて見た時はやはり、綺麗な方が多いと感じました。それぞれパフォーマンスをして、その後に優勝者が選ばれるという一連の流れを観ました。

それを観て、「自分も出たいな」とは思いませんでした。

むしろ、そのコンテストの後に世間のニュースやらSNSであまり良くない印象を持ち、
「ミスコンって一部の人が盛り上がって世間的にはあまりよく評価されてないものなんだ。」と思うようになりました。

そして、大学入学し、「ミスコン」と関わるときは観客側になるんだろうなと思っていました。

そして、僕は平凡な大学生として、平均的なサークルに入り、普通の友達を作り、普通に授業を受け、普通に単位をとり、卒業していくと思っていました。

しかし、友達と仲良くなるにつれて「顔がいいんだからミスコン出なよ」だとか「ミスコン出ないの?」と言われることが増えました。もちろん、ありがたい言葉ですが、「ミスコン」に対するイメージが僕の中で変わってしまっていたり、自分でも自覚するほど、性格のことを考えると、「ミスコン」にふさわしくないと思ったり、特技なんかも人に自慢できるほどのものがなく、他に魅力的な人はいくらでも大学内探せばいるだろうと思い、頑なに断ってました。

しかし、大学2年の春休みには出ようと思いました。

そのきっかけは、「普通にこんな大学生活を送っていいのだろうか。」という思いでした。

このまま僕がエントリーせず、例年通り、いつも通り、昨年と同じく、ミスコンが開催され、似たような特技披露、変わらないウェディング企画、いつもと同じようなキラキラした人がグランプリに選ばれる。

観客側なら何も問題はないです。

むしろミスコン自体見なければ、「普通の大学生活」が続きます。

芸能界を目指していたわけでもないです。

ミスコンは僕に取って「つまらないもの」だと認識していました。

つまらないものだからこそ、自分は出場を推されるほど友達から認められているからこそ、自分にしかできないことがあるんじゃないか
そして、自分が出ることで、この「つまらないもの」が少しでも面白くなれば、爪痕が残せたら、僕は満足だと思いました。

「あの年のミスコンだけ変わってて面白かったよね」
そう言われたら僕は「勝ち」だと思いました。

勝つために、面白くするためには、変わったこと、個性が出るようなことをする必要があります。

そのためだけとは言い切れませんが、ちょうど「ミスコン」自体も色々と問題があがり、社会的に問題視されることも増えていた時期でした。特に男女別で開催される意義、
多様性を定着させることについて、
僕ができるのではないかと思い、女装を始めました。
また、見た目だけ、かっこいいか、かわいいかだけで評価されるのではなく、1人の人間性をむしろ全面に出すことを重視して活動しました。

実際にどのような評価を受けたのかは分かりませんが、「他と違った人でも出れるんだ」だとか、「顔だけでなく、性格や人間性も魅力的だな」と思ってもらえたなら僕の目的は達成されたことになります。

誰か1人でも印象に残って、あの年だけ違った人がいたな、そういう人でも出れるんだ、自分も出れるかもしれないと思われるために僕は出場しようと思いました。

幸運にもファイナリストに選ばれましたが、もし選考に落ちたとしても、出ようと思った勇気は自分でも誉めたいと思っています。

僕は平凡な大学生活を変えたくて、出場を決意しました。

みなさんにも同じように、普通の大学生活を送るな、とは言いません。

もし僕の記事を読んで、募集締め切り1日前、10分前、1分前に出場を決意してくれたら嬉しいですし、運営の人も嬉しいと思います。


何かに挑戦することは悪いことではないと僕は思っています。

以上です。

次回は女装を始めたきっかけも話そうと思います。

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