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3月の気温まとめ~記録的に暖かった3月を振り返ろう~

4月に入って最初の平日ということで、
きょうから新年度がスタートした方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、3月の気温を振り返ってみましょう。
一言でいえば、「記録的に暖かった3月」でした。
本日気象庁が発表した「3月の天候」によると
1946年の統計開始以降、3月の平均気温としては
北・東日本で1位、西日本で1位タイの高温となりました。

2023年3月の月平均気温平年差(℃) 気象庁HPより

この理由は3つあります。

1.移動性高気圧に覆われて晴れる日が多かった
  
→晴れると日差しが届き、気温が上がります☀

2.日本海を通る低気圧に向かって、南よりの暖かい空気が入りやすかった

2023年3月8日3時の天気図

低気圧は反時計回りに風が吹くので、
日本付近は南よりの暖かい空気が入りやすくなります。
この日は広い範囲で最高気温が平年より大幅に高く、
北日本では5月並みの気温の所が多くなりました。

3.上空の寒気が南下しにくかった
3月は、上空の風の流れが、日本の北で蛇行する日が多くなりました。
このようになると、寒気が南下するのが北海道くらいになり
西日本、東日本を中心に、寒気の影響を受けにくくなりました。

上空の風の流れの模式図

3月に記録的に暖かくなった結果、
東京では3月14日にソメイヨシノの開花の発表がありました。
これは2020年、2021年に並んで、最も早い開花となりました。
他も記録的に早い開花、満開となった所が多くなりました。
(3月15日横浜、3月16日岐阜など)

では、今月4月はどうなるのでしょうか
先週木曜日に気象庁から発表された1ヶ月予報によりますと、
4月の2週目にかけては気温が平年より高く、
3~4周目は平年並みとなる予想です。

1か月予報(2023年03月30日発表)より 出典:気象庁

来週にかけては、季節先取りの暖かさの日も出てきますが
4月の後半は、西日本、東日本で暖かさが落ち着きそうです。

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