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夏の魔物

スピッツでそんな曲がありますね、「古いアパートのベランダに立ち、僕をみおろして少し笑った」素敵です、ちょっと意地悪な笑みを浮かべていてほしい。

今日はコイバナをしたいです。

ちょうど夜も半袖で過ごせなくもないな、っていう季節から夏祭りが終わるくらいまでの何か月の間私はとても心躍ります、とっても。暑さと露出の相互関係が人間解放的にさせるんでしょうか。

夜、お酒を飲みながら椎名林檎でも聞きながらここは私の街よ、なんて顔をしてしまいそうな高揚感、ふわふわとしていて気持ちがよくて。

好きな人といつもより距離が近くなった気がして目が合うだけでパチっと静電気みたいな音がしそうなときありませんか?私はたまにあります。

清少納言はさすがですね、夏は夜月のころはさらなり。平安時代の夜はきっとすごく暗くて月明かりがぼわっと街を照らすのが幻想的・・・。

ロマンチックな星空や月見も好きですが、夜の池袋とか新宿とかの混沌としたいろんな人間が誰とも目を合わせずにただすれ違っている中で、まぶしいく光る安っぽい色のネオンにいつもより少しだけ早い鼓動、そんな街の中で真剣な声で愛を語り合うのも悪くない。どこまで本気なのか気になる、でも確かめたら最後かもしれない、それは嫌だ、でも、みたいな。夏っぽいです、良きですね。冬もほ

人間何かにあてられるといいますがそれがとても人間というものな気がして、理性を保ち淡々と日常を送っていくのは平穏かつ有意義であると思います。何かの犠牲になるわけではないし、傷つかないし失うものも何もない。

でも好きになったら会いたくて触れてみたくて自分と同じ気持ちでいてほしい。好きって言いたい、傷つきたくない、怖い、でも誰にも渡したくない。

じわっと胸が熱くなる思いを夏の魔物のせいにしてみませんか。

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