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魅了されるインディゴ ブルー

おはようございます!
東京は日差しが少なく寒い曇り空です。
立春を過ぎたものの、今週末は全国的に冷え込むみたいです。
ついつい外に出ることも億劫になりがちに。
軽い運動で心も身体もリフレッショしましょう!

今回はインディゴブルーのお話です。

インディゴの原料はホソバタイセイとインド藍があります。
ホソバタイセイは南ヨーロッパ原産。
インディゴ染料の原料として中世ヨーロッパで盛んに栽培され、止血薬としても用いられました。
インド藍は名前のごとくインド原産。
高温多湿のデルタ地帯に生育し、色素量が多いのが特徴で、沈殿法によって簡単に染めることができます。
インディゴは世界の歴史と文化を作った主要な染料です。
中世ヨーロッパではホソバタイセイ染め師からインド藍は「悪魔の染料」と呼ばれていました。
フランスではアンリ四世が財源であったホソバタイセイを保護するためにインド藍を使用禁止にしました。
しかし、ホソバタイセイとインド藍ではインド藍が染色能力、藍色の効果、染めた後の定着の強さなどから、はるかに原料として優れていました。
結局、インド藍は世界で使われるようになります。
これって今も昔も変わりませんね。
誰かの利権だけでは最終的には残れない。
みんなが求めるものだけが残る。
そして、高価なインド藍でしたが1878年にドイツのバイエルがインディゴ染料の化学的な製法で合成インディゴを完成させて大量生産できるようになり多く使わされるようになりました。
天然インディゴ染めで染め上げた製品は、深みのある素晴らしい色合いに仕上がります。
製品によってはあえて「ムラ」を残すことで、自然な色合いに仕上げられることもあります。
一般的な青色の顔料で染めただけでは、この深い色合いを出すことはできません。
天然インディゴ染料だからこそ実現できる色合いなのです。
その美しい完璧なインディゴブルーの色合いが、経年変化により、さらに美しく魅力的に育ちます。
自分の体型やライフスタイルが経年変化に反映され、いつしか自分だけのオリジナルのインディゴブルーへと育ってくれる。
デニムの醍醐味ですね。

最後まで読んで頂きありがとうございます!

今日も皆さんにとって素敵な一日になりますように!!

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