京都府警の先進的なストーカー対策
NHK京都の記事です。
取材に協力させていただきました。
詳しくないのでわからないのですが一週間くらいで消えてしまうかもしれないようです。
ストーカー対策では全国トップと言っても良いのではないかという先進的な取り組みをしている京都府。相談支援センターには京都以外の自治体に居住する当事者からの相談電話もかかってくると聞いています。記事が消えてしまうことを想定して重要な指摘や情報などを抜粋共有させていただきます。
記事では元加害者がカウンセリングを受診して立ち直った体験を話しています。
誰にも言えなかった気持ちをひとつひとつ整理して聞いてもらえたことで
怒りは完全に消えなくてもやっていいことと悪いことがあることなどを自覚できたそうです。ストーキングに詳しいカウンセラーに話を聞いてもらえたことが大きいと。
京都府では加害者がカウンセリングを受診する際、五回まで公費で負担してもらえます。前回ご紹介した福岡県でも三回は精神福祉士のカウンセリングを無償で受けられるようになっています。一般にカウンセリングを受けようとすると一回およそ一万円かかりますから、せっかく受けてみようと思っても料金で躊躇する加害者もいると思います。まずは公費負担が広まることを期待しています。
そして京都府では、加害者受診の制度を導入した平成29年以降これまでに31人が受診し、いずれもストーカー行為は収まっているとのこと。
受診者全員の行為が収まってくれたと。被害者にとっては希望の数値です。
もちろん受診を拒否する加害者が義務として受診した場合にどうなるかはわかっていないわけで、義務化した時に同じように効果があるかはどうなのでしょう。それでも私としては加害者が放置されているよりは安心が高まります。
記事中、加害者カウンセリングに当たっている京都文教大学教授で臨床心理士の川畑直人さんは、
「警察が禁止命令などの対応をとることによって、加害者が『悪者に仕立て上げられた』と思い込み、恨む気持ちが燃え上がることがある。ストーカー行為を収めるにはその気持ちを整理しケアする必要がある」
と話しています。
私の体験でも「警察に相談する」と伝えただけで相手は大炎上して手がつけられないくらい怒り狂いました。その後本当に警察に介入していただいたいてからはさらに。警察にお願いするしかないのに、それを機に怒りと恨みがパワーアップして暴発していく。警察官のどんな説得も聴かない。絶望しかなかったです。警告や禁止命令とカウンセリングがセットであれば、どんなに安心だったことかと今も思います。
ちなみに京都府は被害者の緊急避難の宿泊も公費一万円出してくださると聞いています。ありがたいですよね。
被害者も加害者も24時間いつでも相談できる京都府警の専門の窓口、「京都ストーカー相談支援センター(KSCC)」の専用ダイヤルは075−415ー1124です。
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