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わかりきっていることを述べる本の効果

自分が経験として知っていることなどを述べた本がある。
「知っている内容だから時間を割いてまで読む必要はない」と思われる方は多くおられ、そして自分もまたそのように考えていました。

ところが、実はそういう本を読むことにはとても重要な効果があるのだとヨメちゃん(*1)から教わりました。
それは「自分が知っていることを、改めて言葉で表現してくれること」


なんでもよいので自分が知っていることを言葉にしてみると、思いのほかモヤっとした表現にしかできないことに気が付けるのです。
相手に何かを伝えるときは必ず言葉にする必要があるわけですから、モヤっとしたままでは上手く伝わるわけもなく。
かといってモヤっとした内容をどう言葉で表現しようかと頭を悩ませる時間もまた惜しい。

そういうときに、他の誰かが言葉にしてくれているのですから、それを使えば良いというのです。


「どうして自分の考えが相手に伝わらないんだろう?」と感じるとき、ディティールが明瞭ではない表現をしてしまっているがために伝わらないことがあるということですから、その場合の対策を取っておきたい。

そのために自分の考えを言葉にする訓練として、私はここ note にて色々と思うことを言葉や文章にしておりますが、それと並行して『問題解決大全』(*2)という本を精読しようと動き始めました。

これは私の職業柄たまたまそうだったというものなのですが、希望された機能を満たすシステムを構築するとき、先ずは実現方法やそれを考えるための技法というものをいくつか知っておいた方が楽になります。
そういう方法のいくつかは『アイデア大全』(*2)にスッキリとまとめられております。

そして現在はシステム導入によるクライアントが抱える問題の解決であったり、システムそのものが持つバグやサービスと上手く噛み合わずに不具合と呼ばれている現象の調査や対策などが主業務となっており、そういうときに使用する技法が『問題解決大全』にやはり明瞭にまとめられております。

個人的な優先度がたまたま『問題解決大全』の方が高かったからというだけで、読了後には『アイデア大全』にもとりかかる予定です。

今のところ『問題解決大全』の前文とNo.01だけが終わった段階ですが、この時点ですでにモヤモヤをいくつも見せつけられている状態です。
先人の知恵というものは本当にありがたいものです。


*1)我が子に「魔王ちゃん」と呼ばれる愛妻でありパートナーのこと。
*2)商品リンクが一時的に利用不可だったので追々リンクを貼りたい所存。

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