「私たちは世界を救えない」
私たちは世界を救えない。
犯罪も災害を無くすこともできないし、ましてや、ウイルスを消し去ることなんてできない。
ちっぽけ私にできることは限られているから。
自分の出来ることをすること、
そして、自分が届く範囲微力で力になること、
それが、私の2020年。
空っぽだと思った2020年
こんにちは。やうちまりなです。
2020年も後少し。
皆さんどんな一年でしたか。
言わずもがな、コロナウイルスに大きく振り回された日々。家でじっとして、思い通りに行かず、空っぽだったなって思っていた今年だけど、振り返ってみると意外とそれなりに動いていたなあって思ったの。
それでは、プレイバック2020!
1. イタリア旅行
みんなに大々的に宣言して行ったイタリア🇮🇹
今思うと、本当にあの時行ってよかった〜!
2. 自主企画「カゼヒカルヒ」
コロナで騒がれ始めた頃で、結果論だけど、これも今思うと強行してライブしてよかったなと。実はめっちゃ怖かったの。それでも皆さん足を運んでくれて盛り上がってよかった〜!
3. ひまわり「サン太」
皆様と暖かく見守りながら育った我がひまわり「サンタ」。最初全然育たなくてすごく悲しい思いばかりしていたんだけど、その度に調べて種まき直して、、無事花開いてよかった!
4. コラボ配信
STAY HOMEでライブができない間、いろんな人とコラボで配信したね。特に愛ちゃんとは同じ歌詞でお互い曲を作るという企画をしたりして、面白かった!その時生まれたのが「夏のせい」という曲だったりするよ
5. LINE スタンプ発売!
ずっと作ってみたかったLINEスタンプを作ったよ🦁ONE PIECEのスタンプも作れてとても満足。しかし、私はまだまだ作りたいと思ってるよ🙌
6. 球場での写真
ライブできないなら写真を一新しようと撮影をお願い!とても良い写真を撮ってもらいました。ただ、この日に私のテイラーちゃんのボディが割れるという大事件も起こります、、涙
7. 黄色のワンピース
とっても評判が良かった黄色のワンピース🌼
8. 自主企画「つわぶきいろのくじら」
四月に行う予定だった企画の振替ライブ。半年越しに同じ場所、同じメンバーでライブが出来たこと、嬉しく思います。ありがとうございました!
9. 香川女3人旅
久しぶりに高校の友達3人集合!気を使わず、わーきゃーできて楽しかった。インスタ映え写真も撮れたしね😜
10. 髪を伸ばした
とある理由で髪を伸ばしてました。前髪もいつぶりかわからない長さ。意外と大人っぽいと評判でした!2020年限定!理由はもうしばらくお待ちください。
そんな2020年。
何もしないうちに終わってしまった、と思っていたけれど、こう振り返るといろいろあったねなって。
たしかに音楽面ではあまり大きな動きはなかったけど、違うことに挑戦してみたり、引き出しから増えたんじゃないかな。
きっと、どんな状況になっても無い物を数えるよりあるものを数えた方がいいのかもしれない。(ONE PIECEの言葉でもあるよ)
私的にはいろんなことを考えて得た一年だったのかもなあ。
私たちは何もできなかった
それでも、今年はやるせない気持ちになった。
コロナで音楽業界大きな打撃を受けたのは言うまでもなく、実際に数多くのライブハウスが閉店して。
もちろん、歌い手、アーティスト側はこれまでの活動拠点を奪われて、計画してたライブなどが中止に追い込まれたり影響を受けた人も多い。(私も企画ライブが延期になったり)
でも、私たちは配信など文明の利器で形は違えど、音楽を発信し続ける場があって。
でも、ライブハウスはどうしても苦しい。
何か力になりたくても、インディーズの底辺、影響力のない私達では何もできなくて。
コロナでぐらついた世界の中で、私は大学の時に味わった「世界を救えない」という気持ちを思い出したの。
19歳、世界を変えれないと知った
幼いころから国際協力に興味があって、大学は国際協力について学べる学校へ。
大学には、実際に国連やJICAで働いていた教授の講義や実際に現地で活動していた青年海外協力隊の方の話を聞けたり、とても興味深いものばかりだったよ。
でも、だから、話を聞いていくうちに気付いたことがあったの。
「私たちは世界を救えない」
すごいんだ。
国連で仕事する人たちの血のにじむような努力、青年海外協力隊の人たちの現地での苦悩、
海外から日本に学びに来た人たちの一生懸命さ。
そんな世界を変えたいと日々活動してる人たちの熱い思いと比べて、興味本位で学ぶ中途半端な気持ちの私では無理だと思った。
そして、何より、
この人たちがこんなに頑張っても、世界は大して変わらないということ。
それまでまっすぐだった私は苦しんでいる人たちを助けると徐々全体がよくなる(これをボトムアップという)と思っていたけれど、世界はそんなに甘くなくて。
実際はトップダウン、上から偉い人たちが動いて世界は変わっていくんだと痛感したの。
たとえ世界を変えれなくても
きっと今の現状を打破するのは、製薬会社だったり、偉い人たちの政策だったり。
私たちがどうもがいてもあまり変化はないと思う。
それでも、ボトムアップは必ず意味がある。
さっき話した国際協力もさ、貧困の人を直接助けることはとても意味があることなの。
実際に電気が通ったり、学校が学ぶことができたり、その活動が貧困を抜け出す一歩には絶対になってる。
世界が大きく変わらなくても、その人たちを救うきっかけにはなってると思うから。
実はさ、緊急事態宣言前の3月に愛ちゃんとsunsetのbar営業に行ったんだよね。愛ちゃんと「散財するぞ!」なんて豪語して。
だけど、実際二人で7000円ぐらいしか飲み食いできなくて、二人で「うちらは何て無力なんだ」って、飲んだ後なのに落ち込んで帰ったことがあるの。
たかが二人の凡人の力では限度があるんだなって。
やっぱり、ライブハウスは音を鳴らしてみんなに聞いてもらうのが一番なんだと思う。
だから、たくさんの人にライブハウス音楽を聴いて欲しい。生がでも配信でも、私たちの音楽を聴きに来て欲しい。
人それぞれ、手を伸ばせる場所は限りがある。
だけど、沢山の人が自分の大切な場所の為に少しずつ何かできたら、全体がボトムアップして守れるものが多くなるんじゃないかなって信じてる。
だから、私は技術を高める。
と、いろいろ豪語してきましたが、きっとみなさんも頭にはてなマークが浮かんでいると思う。
私はそんなことを言える立場なのかと。。(°_°)
それは自分でも重々理解していて、ライブで私がたくさん人を呼んでいるというとそうでもなく、、本当にどの口が言っているんだってなるんですが、、(遠い目)
でも、だから、技術を高めようと思った。
いつだって技術を高めるのは当たり前なんだけどね。このコロナの状況がより強く思わせるの。
もっとたくさんの人に私の歌を聞いてもらうことは大前提で、加えて沢山の人にライブハウスに足を運んでもらうことお家でより多くの人に配信を見てもらうこと。
その為には、明らかに技術が乏しいなと痛感したの。
キャラクターとか人柄とか、歌詞とかメロディ、今まではそういうことに助けられてきたけど、もうそれではもう駄目なんだと思う。
2021年、これからもしばらく生音で音楽を届けるには不自由な世界が続くでしょう。
それでも、自分の音楽がより多くの人に届くように自分を磨いて、少しでもパワーのある人間になりたい。
自分で自分の生き方を誇れる私でありたい。
2021年のやうちまりなに期待しててね。
絶対上手くなるんだから。
そして、沢山の人をライブハウスに呼ぶんだから。(もしくは配信見てもらうんだから)
2020年、
音楽を聴きにきてくださった方
私を見つけてくださった方、
いつも応援してくれてる皆様、
そして、
お世話になってるライブハウスの皆様、
仲良くしてくれたSSW仲間のみんな、
本当にありがとうございました。
2021年もどうぞ、
レベルアップするやうちまりなを
よろしくお願いいたします。
自分で自分が楽しみだ!
読んでくれてありがとう。
やうちまりな
やうちまりな ▶愛知県在住。ギター弾き語りのシンガーソングライター ▶Tiwtter @marina_yauchi55 2年前に仕事のストレス解消を理由にギターを始める。その後仕事を辞め、人前で歌い始める。恋の歌から飛び降り自殺の歌まで、ポップなメロディに載せて歌う。