朝が嫌いだった私が歌う朝の歌
朝が嫌いだった。
また1日が始まってしまうから。
”今日”が始まってほしくなくて、
毎晩、寝るのを躊躇った。
目を閉じなければ、朝はやってこない。
寝る時間が日に日に遅くなった。
朝が嫌いだった。
なるべく”今日”が始まってほしくなくて、
いつもギリギリまでベットの中にいた。
30分以上前から何回も
目覚ましをかけては止めを繰り返して。
家を出るまでは現実に抗いたかった。
朝が嫌いだった。
寝たら全てがリセットされればいいのに。
前日の辛い出来事を忘れたいのに、
目が覚め