見出し画像

車のボディカラーについて

【はじめに】

車は大きい物体なので、その色が与えるインパクトも大きいです。

ボディカラーはクルマ選びとともに悩みやすく、正解がないので選ぶのには決断力を必要とします。


【ボディカラーへのこだわりと性別】

女性は色に対しての関心が強いです。

LINEQでもボディカラーの質問や相談は女性と思われる質問者が多いです。

車は男性の趣味であることが多いのですが、ボディカラーに関してきめ細やかな選択ができる車種は女性が選びそうな車種であることが多いです。

女性はグラデーションの順番を正しく並べ換える試験では男性よりも良いスコアを残すことが多いので色を見分ける能力に長けています。

少しの色の違いに敏感です。


【シェア】

実際に販売されている車の色別シェアは以下の通りです。

1位 白 47.36%
2位 灰(シルバー)22.32%
3位 黒 14.30%

白が圧倒的に多く、上位3色で8割以上を占めています。

昔と比べると随分黒の車が多くなったと思います。

手元の資料に平成18年度のものも載ってますか、黒は7.9%→14.3%に上がっています。
代わりに比率を大きく落としたのが緑で4.8%→1.49%です。

何があったのでしょうか?

出展:乗用車の塗色別保有台数 (平成28年)
https://www.airia.or.jp/publish/statistics/ao1lkc00000000z4-att/r5c6pv0000004eon.pdf

【諸外国】

基本的に諸外国も日本と同じ傾向です。

日本人は個性が無いとか言われる事が多いですが、こと車のボディカラーに関して言えば有色を選ぶ割合が多いです。

出典:JAMAGAZINE 2015.March 図2●日米欧の2013年のカラーシェア
http://www.jama.or.jp/lib/jamagazine/jamagazine_pdf/201503.pdf


【色ごとの特徴】

以下に色ごとの特徴を示します。

事故率に関してはちょっと怪しいので、眉に唾をつけてご覧になってください。


〈白〉

膨張色なので車が大きく見える。

反射色なので濃紺色に比べると熱を持ちにくい。

黒と違いボディの陰影は出るが、膨張色なのでデザインの特徴が薄まる。

営業車や教習車など、業務用としてもよく使われる色なので、車によってはパーソナル感が出しづらくなってしまいます。


〈銀〉

事故率が低い。

汚れが目立ちづらい。

汚れが目立ちにくいので洗車の満足感が最も得られない。

陰影が出やすいのでデザインの特徴が出やすい。

機能性が最も高い色だと言えます。


〈黒〉

汚れが目立つので洗車が大変。

黒は光を吸収するので夏に熱くなる。

エアコンの効きが悪くなる。

影が出にくいのでボディの陰影が分かりづらく、デザインの特徴が薄まる。

機能性は低いですが、重厚感が高いので人気のカラーです。


〈青〉

事故率が高い色だと言われています。
(目立たないから?)

濃い色と薄い色などバリエーションが豊かで、濃い青だと黒と同様に汚れが目立つ。

薄い青の場合は汚れは目立ちません。


〈赤〉

色があせやすいだと言われています。

冠婚葬祭などでも使いづらいので、それなりの覚悟が要ります。

テールランプが赤いことが多いので、テールランプを目立たせたい場合には選ばない方が良いでしょう。

逆に目立たせたくないなら赤を選ぶのも手です。

フェラーリやアルファロメオなど、歴史的にスポーツイメージを牽引したメーカーが好んで使っているのでスポーツイメージが付いています。


【あとがき】

結論めいたことを言うと、機能性だけで選ぶと銀(シルバー)一択です。

ボディカラーを選ぶときリセールバリューを気にする人もいると思います。

しかし、個人的には自分が愛着を持てる色にこだわってほしいと思います。

愛着があれば、自然と車を大切にします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?