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過去の(今も?)自分だった

序章

 今回はこちらの本の感想を綴っていく。

 この本を手に取った経緯は、まず著者寺田有希を前々からホリエモンチャンネルで知っておりSNSもフォローしていた私が、そのSNSで本を出すこと知りほしいものリストに入れた。それから4ヶ月、最近対話について悩んでいたときにこの本が出ていることを思い出し読もうと思ったという感じだ。
 ここからネタバレありで感想を綴っていく。

本章

初発の感想

 この本は個人的に今までにないくらい等身大な本だぁと感じた。今まで読んできた本はすごいなぁと思うことや驚くことが多かったが、この本は今まで以上に共感する部分が多く、今までの本とはまた別ベクトルでの面白さを感じた。
 またコミュニケーションが最近苦手だとわかってきてショックだった私への助け舟にもなってくれた。詳しくは本書を読んでほしいが、コミュニケーションに対する色々なノウハウやマインドセットが十分に記されている。コミュニケーションが苦手だと感じている人は必ず手に取った方がいいだろう。

著者とシンクロする過去のイデオロギー

 以前も記したが、単行本は著者を重視て選ぶ傾向が私にはある。内容は二の次だ。だから単行本は著者の人生的なところを文脈として読む場合が多い。
 今回の著者の人生的なところは、かなり1年前までの自分と重なるところがあった。詳しくは本書を読んでほしいが、簡単に言うと著者は昔は超頑固者だったということ。我が強すぎて他の意見を聞かず、路頭には迷う。私もほんの1年前まではそうだった。それで私は人間関係に苦労してしまった部分がある。今思うとそれでも私と接してくれていた方々には感謝を申し上げたい
 自分の信念を貫くのは時として大事だが、それは前提条件として独りよがりにはならないこと。これがとても重要だと本書には書いてあった。まさにその通りだと思う。著者に“御意”の2文字を贈りたい。
 そして独りよがりになると変化を恐れてしまい、時代に置いてかれたり、私の人間関係拗らせる。変化を恐れる気持ちはわかるが、変化を楽しめるようになれば1番いい。実際著者は変化を楽しめるようになってきておるそうだ。私はどうだろうか?
 んんんn

いいコミュニケーションとは

 まず本書には記載されていたいいコミュニケーションの定義をいかにまとめる。

①自分の聞きたいことが聞ける
②場の雰囲気がよい
③相手といい関係を築ける
④想像の先へいける

本書より

 個人的に気になったのは④想像の先へいけるだ。一瞬どういう意味だろう?と首を傾げたが、説明を見れば納得だった。少し紹介しよう。
 例を出すと、話を振られたときに、自分の職や学問の専門分野について話を掘られたら嬉しいとは思わないだろうか?少なくとも私は喜んで話をしてしまう。専門分野となると基本は一般の方にはわからないので自分からは喋りはしないが、そういうことを聞いてくれると、自分のコアの部分を聞いてくれたと思って嬉しくなる。
 このようにちょっとだけ一歩踏み込んだ話を振ってあげると相手は喜んでくれるのだ。これを受けて納得しかなかった。私も特撮の話を振られたら喜んで話してしまう。私も少しここに意識して話を振ってみようと思った。

終章

 いい本だった。今回綴ったのはほんの一部でしかない。気になった方はぜひ読んでみてほしい。
 全然関係ない話だが、この本を読んでいた最中、著者寺田有希が結婚を発表した。個人的にタイムリーすぎて驚嘆した。まぁとにかく祝福したい。
結婚おめでとうございます。🎉
 ホリエモンチャンネルで見てきた彼女ーーホリエモンチャンネル卒業を聞いたときは正直ちょっと悲しかったーーのこれから人生を私も恐れ多いながら見届けたいと思った。

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