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自分が5歳の頃ときめいた本がきっかけで、子供も本好きになった話

2023年のGW、いかがお過ごしでしたしょうか?今年は近場で楽しむをモットーに、日帰り温泉と近所のお唄のスペース(カラオケ、笑)で、心身ともにリフレッシュしました。

さて、本題です。
皆さんは、本を読みますか? 
大人になると意識をしないと読書をする時間を作るのが難しいと思いませんか?
私がそうでした。大人って忙しいですもの。
自分や自分以外の事へのケアが山積みです。笑 

私は子供の頃、親から『本の虫』と呼ばれるくらいずっと本を読んでいる子供でした。
漫画から(私はリボン購読者でした!)、恋愛小説、児童文学、小学校で出される長期休暇中の課題図書など色んなジャンルを読みました。
受験や社会人、出産などを経て本を読む優先順位が低くなり、読書をしない時期が10年くらいはあったと思います。

そんな私が再び本を読むことの楽しさに出会えたのは、子供への読み聞かせを始めてからです。最初は絵本を食べてしまっていた子が(子供って本を食べませんか?笑)、本という存在を認識し始めます。でも、子供自身がある程度の分量の作品を読めるまでは道のりがあります。

『自分も本が読めて、
 子供も楽しい読書は一石二鳥!』
(自分も楽しみたい人です)と、
子供が寝る前に読み聞かせをするようになったのがきっかけでした。

幸いにも実家に保管されていた、私が子供の頃お気に入りだった本を取り寄せました。捨てずにとっておいてくれた実家の親に本当に感謝です。
その中で私自身が、子供に読み聞かせをして
良かったナンバー1の本を紹介します。


エルマーのぼうけん 
作者:ルース・スタイルス・ガネット 
訳:渡辺茂男


いわずも知れた、不朽の名作です。

私の通っていた幼稚園では、帰りのバスが出発する迄、読み聞かせの時間があり、そこで先生が毎日少しづつ読み進めて下さった本でした。

時が経ち、あるお正月。
親戚の集まりに飽きた子供たちを叔父が本屋に連れ出してくれた際、
『好きな本があったら買ってあげるよ。』と言われ、小学校低学年の私が叔父に渡した本が
この『エルマーのぼうけん』シリーズ3冊セット売りでした、笑 
叔父にしてみれば、幼稚園から小学校低学年の子供を従えて行った本屋で、簡単な絵本か漫画を買うくらいかなって思っていたところかと思いますが、大好きだった本が自分の手元に置けることに喜んだことを覚えています。

更に時が経ち、当時5歳の我が子は、
『ママがあなたと同じ歳くらいの時に出会った本だよ。』と
伝えたフレーズにテンションを上げてくれ、
私も子供に読み聞かせをしながら、
『こういうお話だったな。』
『あれ?こういう展開だったんだっけ?』と、
時を超えての再発見を楽しめました。
大人になり忘れていた主人公エルマーの冒険心も身に染みました。

エルマーシリーズは3部作なので、ある程度の文量があります。
しかし、丁度よいお話の展開で刻まれており、
次回のストーリーを待ち遠しくさせる区切りでお話が構成されています。
そして、未就学児の子供が丁度眠たくなるタイミングの長さなのです。
素晴らしい!そして、助かる!
毎晩、エルマーの物語を楽しみにしてくれるから早く布団にも入ってくれました。
すっかり、エルマー大好きっ子になってくれた我が子!エルマー様々です。

子供が本好きになるには、まずは近くにいる大人からの足場かけが大切です。
私は幸いにして、幼稚園の先生、親、近くの大人からのアプローチがあり、それに上手くフィットできたのだと思います。そして、私は大人になり、自分の子供に受け継ぐことができたのかなと思っています。

そして、子供に『大人が読んでいる本って面白そう。』と、思ってもらえたのかもしれません。10歳になった我が子は、自分で本を選ぶし、私が読んでいる本で『これ面白かったよ。』と紹介する大人の本も読みます。目下、親子で青山美智子さん、原田ひ香さん、益田ミリさんを読破中です。

今ではすっかり、娘から本を紹介されるようになりました。親子で本の感想を言い合えあるのが面白く、それが親子読書の醍醐味の1つです。

自分の想いがあり、ストーリーが語れる事を紹介したら、その人がその物事を好きになってくれると嬉しくなりませんか?
子供が本好きになってくれた事で、私は嬉しくて前より良本探しに力を入れるようになりました。いつまで読書を通した親子のコミュニケーションがとれるのか楽しみな今日この頃です。

最後まで読んで下さりありがとうございます。
これからも、私たち親子がいいな!って思ったコト、モノ、私のなんでもない日常のコトを不定期に綴ってゆきたいと思っています。





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