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変わり種の交通信号 3つ
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この2つの写真は、オーストリアのウィーン国立歌劇場です。この2月6日に亡くなられた小澤征爾さんが2002〜10年まで音楽監督を務められたオペラハウスですね。
その歌劇場のすぐ近くに変わり種の信号機がありました。いずれも街の雰囲気を楽しくしてくれる信号機です。
1.同性のカップルにハートマーク
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いろいろなカップルがいるのが自然なのだと、主張しているようで、暖かい気持ちになりました。
ちなみに、ウィーン国立歌劇場の内部は大いに一見の価値ありですね。
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2.オランダのマーストリヒトの信号機
オランダの最古の都市と言われるマーストリヒト。マース川沿いの美しい都市です。EUの基本条約「マーストリヒト条約」を聞いたことある人は多いのではないでしょうか。
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人の形で示す歩行者用信号機は日本の場合、帽子をかぶった男性のものしか見かけたことはないですね。この信号は女性の形です。日本にも女性の像の信号機があってもいいと思います。日本は女性の社会進出率が世界的に見て、低いと言われてますからね。
最近は青や赤の丸い形で示す信号機が主流でしょうか。女性、男性などで区別しないというpolitically correctの視点からは、人の形は姿を消していくでしょうか。
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ちなみにマーストヒリトには見どころがたくさんありますが、1つだけ取り上げましょう。「世界一美しい本屋」があるのです。
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2008年に英国の新聞「ガーディアン」が選んだ10軒の「世界一美しい本屋」の一つが、このブックハンデル・ドミニカネン(Boekhandel Dominicanen)です。
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3.ユトレヒト ミッフィーの信号機
オランダのユトレヒトといえば、ミッフィーの作者、ディック・ブルーナの生まれ故郷です。おそらくここでしか見ることができない信号機です。
この信号機を設置した関係者の粋な計らいに敬服します。法律がどうの、安全性がどうのと無粋なことは出なかったのでしょう。心の広さ、寛容さはオランダらしいですね。
ちなみに、ミッフィー(講談社)は、福音館書店では「うさこちゃん」となっています。実は1964年に出版された福音館書店の方が古いのですね。講談社は1979年にミッフィーが出版されています。これは英国で出版されたの英語名がMiffyとなっていたからです。
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実は、我が子が小さい頃、図書館の子どもコーナーで、ミッフィーちゃんの絵本の読み聞かせをしていたら、周りにいた他の子供たちが集まってきて、何回も読み聞かせをすることになったことがあります。子どもは本を読んでもらうのが大好きなんですね。
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ユトレヒトには、有名な「ナインチェ・ミュージアム」(ミッフィー博物館)があります。これとは別に、あまり知られていないミッフィー像があります。
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このミッフィー像は、ディック・ブルーナさんの次男マルクさんが製作したものです。
ナインチェ広場(Nijntje pleintje)で検索してみてください。
ところで、変わり種の信号機で最も有名だと私が思うのは、アンペルマンですね。画像はないのですが、ドイツのベルリンにはかなりアンペルマン信号機があります。私は1998年にベルリンに行ったことがあり、行くまでアンペルマンのことは全く知りませんでした。
しかしベルリンの街歩きをしていて、アンペルマンの信号を見た瞬間に、面白い信号機だと思いすぐに写真に撮ったことを覚えています。まだ銀塩カメラだったのです。
あれだけアンペルマンが有名になったのは、東ドイツの記憶やベルリンの壁崩壊と結びつけられますが、あのアンペルマンのデザインが魅力的であることが最も大きな要因ではないでしょうか。
でも信号機があまりにも人の目を引くと、交通の障害になったり写真を撮る人が増えてしまったりなどの問題が起きそうですが、これまで見てきた変わり種信号機の周辺では、周囲の人は常識的な行動をしていてその心配はないのではないかと思います。
ユニバーサル・デザインという思想が当たり前になってきた現在、性別が明示されない信号機が主流になって、ユニークな信号機が消えないことを切に願っています。
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