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仏様とご縁を結ぶ ー 結縁灌頂

確か、今年の8月のことだったと思います。
いつも使っている電車内に、そうそう見かけない吊り広告が紛れ込んでいて私の目を引きました。

結縁灌頂〔けちえんかんじょう〕‐ 仏様とのご縁を結ぶという密教の秘儀。

これまでは和歌山の高野山でのみ行われていたものが、初めて東京にある高野山 東京別院で開催される、という。

最初からものすごく興味を持ったのに、「どうしようかな…」という抑えの気持ちもまた強く、申込期限がずっと先だったこともあって、長いこと保留案件にしてきました。

でもこれ、前回ブログにも書きました、私の『ミーハーブロック』の為せる業なのではないかと思い至り、ってことはコアビリーフ解除のためには行くしかないじゃない、という結論に至り、期限ぎりぎりで事前申し込み完了。(当日申込も出来ますが、料金が2000円アップします💦)

「仏様とご縁を結ぶ」と聞くと、自分が仏様に助けて頂けるようになる儀式なのかと思ってしまいますが、実際はちょっとだけ違います。

結縁灌頂とは、人間の中に本来備わっている仏の心や智慧を開く儀式、とのこと。
つまり、儀式の後は自身も仏様を見習った正しい行動をとっていくような心がけが求められる、と理解しました。
儀式はそんな行動がとれる人間に戻れるよう、サポートしてくれるためのものなんですね。

儀式の詳細は漏らしてはいけないものだそうなので詳しくは書きませんが、暗闇の中で阿闍梨様のお話を聴いたり、目隠しをされた状態で歩いたりと、とてもドキドキしました。

密教の空気感は、温かい中にもピリッとしたものがあって、とても私好みです。
ついでに、阿闍梨様のお話を聞いている最中などは、自分の後頭部がうしろに引っ張られる感じがしてちょっと大変で…
私の体感もそれなりに進歩してる様子。フフフ。

儀式が終わってからの実感は、そうですね…なんかココロがおっきく開かれて、中がスッキリ清涼な空気で満たされた感じ。
いいです、これ…。

今回は『金剛界』の仏様とのご縁でしたが、春に開催される結縁灌頂は『胎蔵界』の仏様との縁結びだそう。

また参加してしまうかも知れません…!

≪巻頭写真:Photo by Chris Flexen on Unsplash≫

長年の公私に渡る不調和を正面から受け入れ、それを越える決意をし、様々な探究を実践。縁を得て、不調和の原因となる人間のマインドを紐解き解放していく内観法を会得。人がどこで躓くのか、何を勘違いしてしまうのかを共に見出すとともに、叡智に満ちた重要なメッセージを共有する活動をしています。