自己中心的なそれもまた、人間
うん、どうも好きになれない。それもそのはず、私は自己中心的なあの人のせいでずーーーーーーーーーーっと辛い思いをしてきた。
あの人とは、実姉。
十数年間、そしてあともう数年は一つ屋根の下で生活するわけだが、私が姉に抱く嫌悪感は、日々増すばかりである。
最初は、私が悪いのだと自分を責めていたが、ある時「姉は自己中なんじゃ」と思い始めた。それは確信へと姿を変え、今では立派な嫌悪感に成長した。
嫌い。迷惑。辛い。こっちがどれだけしんどい思いをしてきたと思ってるんだ。正直、そう怒りたい、対面では絶対に嫌だしできないから、一人暮らしをして、家族と距離をとれるようになったら文書で怒りたい。
あああ、もう嫌だ。己の心の狭さを痛感する。それもまた人間らしさ、と言い訳してどこかへ行きたい、一人暮らしをしたい、自分の生活を自分で営み自分で守り、外界のことを自分好みに取り入れ、貫きたい。家族という赤の他人に邪魔されるなんてもううんざりだ!!!!!!!
……自己中さもまた、心の狭さと同じく、人間らしさか。ああ、私もあの人と同じ人間で、生活を営んでいるのか。嫌だな、とても気分が悪い。あの人と同じが嫌なら、神にでもなるしかないじゃん。
かなり非現実的なので、あの人より大きい人間になることにした。
…というわけで、夢が出来た。「一人暮らしをすること」すなわち、自立。それには、能力、特に経済力が必要だ。自分の力で生きるぞという覚悟が出来る自信も必要。
とにかく私は容姿に自信がない。顔といい、ファッションといい、メイクといい、体型といい。
顔はともかく、それ以外はお金をかけず、時間があれば変えていける。よし、ダイエットだ。
下がっていたモチベが少しだけ上がった。よおし、やるぞお。