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21章が最終章という意味

先日のNOTEの締めくくりで「最終章21章だと思いたい」と書きました。


何故21章かというと、タロットカードの大アルカナ(メジャーアルカナ)が0~21の数字で表された合計22枚のカードで表現されるからです。

いきなりタロットカードで表現されても意味がわからない方の方が多いと思うので、ザックリと私が現時点で捉えているタロットカードについての概要を述べます。

①タロットカードはトランプの様なプレイカードであり漫画や小説の様な物語である

タロットカードは基本的には大アルカナと呼ばれる0~21番の番号を持った22枚のカード、小アルカナと呼ばれる4つのスート(トランプでいうハートやクローバーの様なものが4つあります)のそれぞれ1~10番の数字カード+ペイジ、ナイト、クイーン、キングの4人のカード、小計56枚の2タイプのカードを組み合わせた、合計78枚からなるプレイカードです。

その78枚のカードは物語を作る要素となるもの。と思ってもらえるとイメージしやすいかと思います。
大アルカナ22枚は小説で例えるなら【章】で小アルカナが【節】(時によっては項かもしれない)といったところです。

現在、主に占いのツールとして普及していますが、カードの歴史を探り、カードの持つ意味を読み解いていくと面白いので、機会があれば少し勉強してもらうと良いと思います。

私はドハマりしていた時期を経て、少し飽きてしまってカードを放置していたタイミングで雑誌でのタロット占いページの連載がきまりました。
(今年の3月から隔月刊の雑誌で【山タロット占いucacoの部屋】というタロット占いページを持たせてもらっています)。

このあたりについては書き出すとまた話が脱線してしまうので、機会があるときに書くかもしれないし書かないかもしれないですが、ご興味があれば雑誌かWEBでご覧いただければと思います。(【公式】PEAKS(ピークス) | 山との出会いに喜びを感じるアウトドア専門誌 (funq.jp)

連載に当たり、それまで感覚的にカードを引いて友人を占っていただけだったところから、もう少し理解を深めようと思って参考書を何冊か買い、勉強しなおしました。

正直、全部のカードの定型文の様なものは覚えられません。(そんなに頭が良くないです)
ただ、何度も何度もカードを引き、独自の記録を取っていく事で少しずつ自分なりの解釈がしやすくなりました。(子供のころからそうですが、気になったことなら毎日コツコツ続け積み上げる事が苦じゃなく楽しみながらできるタイプです)

②私が何かを始めるときの心構え

何かの技術や知識を得たいと思うとき、私は必ず最初に集中して学び、練習する時間を多く持つことを重視します。
知っただけでは自分の物にはできない事がわかっているので。(そんなに器用じゃないので)
そこから自分の知識に変えていくには、とにかく数、量、時間をこなします。
沢山こなさないと自分なりの解釈をするためのデータ蓄積が出来ないからです。

勿論、年齢を重ねてきたことで過去の経験で置き換えできることもあります。
それも結局のところ過去に数、量、時間をこなしたからです。

③何故タロットカードの世界観に魅了されたか?

私がタロットカードにハマったのは、これをスピリチュアルなものとして捉えたのではなく、小説や漫画を読む感覚、ドラマを見る感覚で見出したあたりからです。

タロットカードの大アルカナは<一人の人間の魂の成長を描いている>とも言われています。まるで<人生の縮図>の様なのです。
それが22枚+56枚のカードに解り易い絵で表現されているのです。

21番は最終カード 【ⅩⅩⅠ THE WORLD(世界)】というカードです。

どのカードも好きですが、カードの意味として<完全・完璧!>を表すこのカードが私はベタに好きです。(トップ画像の3枚は0:愚者、10:運命の輪、21世界のカードで全体の物語を語るときにキーとなる地点だと私は捉えています)

この<世界>のカードは今までの努力や願いが成就するタイミングを表していて、次のステージへ進む前触れとして捉えるカードです。

タロットカードが当たるのかどうか?と聞かれたら、[当たるも八卦、当たらぬも八卦]と思ってもらえれば!と言います。

占い連載ページを持ちながらも、占いなんてしょせん占い。とも思ってもいます。
タロット占いはあくまでも[今の自分が持ちあわせていない視点を見つけられるツール]として捉えるのが良いと個人的には思っています。

依存するのではなく、ツールとして活用する。(これはタロットだけでなく占い全てにおいてそうだと思うし、それ以外の事でも当てはまると思います)

当たっているかいないかの判断だけでなく、当たっていないと感じる部分にこそ自分にとっての人生のヒントが隠されていると思って占っていて、それを伝えられるようにお話しようと努めています。

当たっていないと感じる部分から、どれだけ自分が学びを得て、気づきを得られるか?がポイントだと個人的には思っています。

④タロットの勉強法とその使い道につて

実際に私が勉強を始めた時、毎日リーディングというのをしていて、そのリーディング記録を後から読み返したときに(日記と比較検討して、実際に起こった出来事と引いたカードのアドバイスの整合性を探っていた時期があります)色々と自分の中で腹落ちして納得したことがありました。

自分自身を内観・内省するツールとしてもタロットは向いていますし、ライトにタロットリーディングが出来るようになると自分のこと以外でも色々と便利です。

例えば、相談事を持ちかけてきた友達がいた時、どんなに話を聞いていて、求められてアドバイスをしても、ずっと愚痴が続く場合があります。
かといって、相手にとって心地よい言葉だけを並べるのは無責任な気がして苦痛になってくる。

そんな時は「ちょっとカードに聞いてみよう」と言って間をとります。

「カードはこう言っている」。と、カードの持つ意味を読んでいく。
勿論、相手は欲しい答えを求めて来ます。
話を聞いているのと同じようでいて、タロットカードという第三者が介在することで、熱くなりすぎている友人の気持ちをフラットに近づけ、俯瞰視しやすく促せます。
(相手も自分も一旦、中庸に近づける様な感覚です)。

その中で更に話を聞き進めながら、カードに質問を込めて引いていく。
その時出たカードを読み解いていく。
そんな風に、私は基本のスプレッド(定型の配置が何種類かあります)をちょっと無視した、ライトな読み方をしています。

ここで私がポイントにしていることは大きく3つ。
・悩み事、相談事を自分からの側面でしかとらえられなくなって頭がいっぱいになっている人の思考整理の手伝いになる様に意識すること。
・何が知りたいのか?どうしたいのか?を会話の中から出来るだけ読み取るようにすること。
・占った結果を鵜吞みにするのではなく、自分のフィルターに通して自分自身で選択できるように話すこと。
です。

これらは、自己鍛錬や自身の見直しでもあります。相談してくれる友人や知人に伝えているようでいて、いつも自分に言い聞かせている部分があります。どちらかというと後者の方が強いかもしれません。

人を俯瞰視してアドバイスする中で自分の出来ていないことに気づく。
その為に人を占っているのかもしれません。
カードのアドバイスを伝えながら、いつも感じているのは、このカードは私に向けてのアドバイスとして出たのかもしれない。という事です。

厳しいカードが出た時こそ、自分への警告やアドバイスだと感じることは多いです。(ネガティブに捉えているわけではなく、警告が出ているから気を付けないといけないというサインだ。と思うようにしています)

占いの結果はあくまでも選択肢の1つです。
カードのアドバイスを選んでも選ばなくてもどちらでもいいと思います。

人生において、自分が後悔しない選択を出来る方が良いと思います。
けど、もしかしたら後悔しても良いのかもしれないです。

ただ、どうせ後悔するなら、行動を起こさなかった自分を悔やむより、やれることをやって「あの時バカだったなぁ」って数年後の自分が笑っていられる方が良いと思っています。
選択肢は常に自分にある。運命の輪を誰かに委ねっきりにするのではなく、委ねているようでいても、そのハンドルを自分が握っているという感覚を常に持つことが重要だと考えています。(委ねるという選択も自分の意志だと思います)

⑤人や仕事、趣味との程よい距離感について

タロットカードは元々が宮廷貴族たちのプレイカードだったという説もあるくらいなので、私にとってはとてもエンタメ要素の高いアイテムです。

ノリでも占いますし、真面目にも占います。
先日もイベント出店でひっそりと占っていました。

占いはどっぷりハマったりすがったりしない方が良くて、コミュニケーションツールの一つとして使うのがよいと私自身は思っています。

使い方は人それぞれ。
何でもそうだけど、占い師さんのところへ通いつめ、占いに依存しすぎて自分で判断したり決定したり出来なくなってしまわない様にだけは気を付けてほしいです。

人でも、物でも、コトでも、なんでも距離感ってすごく大切だと思います。
陶芸にのめりこんで、苦しくなってしまったからこそ思う事が沢山あります。(それはそれで良い経験だとも思っています)

今は陶芸に対しても、最初に陶芸を始めて半年~1年目くらいの気持ちに戻れています。
凄く好きだけど、通うにはちょっとお金が足りないから今月はレッスンをお休みしよう。なんて思っていた頃の適正な距離感に戻し始めました。
良くも悪くも2018年からの5年半で、私は陶芸に振り回されっぱなしだったのかもしれないです。
ずっと好きだったけど、この5年半が特に狂気的に陶芸に恋をしていた期間なのだと思います。
今は一区切りして落ち着きました。

何かモヤモヤすることを抱えている人は老若男女問わずにタロットリーディングを身につけると少しスッキリするのではないかと思います。

2023年8月末 ucaco


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