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君は、自分の骨にまとわりつく承認欲求にナイフを入れられるか?ーー自分語りを越えるために

「自分語り」と揶揄される書き物の話

これらの書き物は主にn=1の話であることが多いです。終始「自分の経験」と「自分の感情」…つまり「私はこう思った」のみで構成されている平坦な文章。

すごく意地悪なことを敢えて書きますが、若さで走り抜けられる季節を過ぎてもなお、書いた文章の中に視点の相対化と自己反省を埋め込んでおけないようだと、「消費されるだけのコンテンツ」になると思います。

それはまるで、皮の表面だけ切って見せびらかすリストカットのよう。或いは、「コマの集積が真実の映像になる」と嘯いて都合の良い画像を切り貼りするインスタグラマーのよう。

ただし、40代を迎えても今の芸風を維持できるならそれは才能です。そうして生き抜けば、森瑤子のように死後、誰かの心をひきつけるかもしれません。

私も一歩間違えたらそんなコンテンツになりそうだった人間なので、余計にそう思うのです。

承認欲求の値段は正直、あまり高くない

では、私がなんでそのルートを回避できたのかというと…単純にソロバン弾いたからです。誰だ文系はお金と数字に弱いという偏見流した奴!(ド文系と主張しても一向に信じてもらえないことがある文学部思想文化学科卒)

ネットでチヤホヤされて貧乏よりも、黒子でも金食い虫ライフ満喫できる方が楽しく生きられそうだったんだもんよう…。だからある程度の稼ぎがもらえる会社員選んだんよ…。武士は食わねど高楊枝とか正直絶対無理だったし(超ぶっちゃけ話)

ただまぁ、社会人9年目に突入して思うのは、会社員は「他者/社会への貢献」がベースにあるからこそ、見返りとしてお給料をいただけるのだなぁということです。そのため、一度承認欲求をとことん滅却する時期が必ずあるんですよね…(むしろそれを経ずに成果を出せている会社員がいたら実例知りたいです)

承認欲求は他者貢献からは遠いところにある欲求ですからね。

じゃあなんで文章書いてるのあなた

単純に「骨と筋肉の間にナイフ突っ込んでも動じないくらいに大人になっちゃった」ことと、エゴサして一喜一憂する気もないことと、過去ネタの時効が来つつあって、書きたいことをこねる時間的余裕もできたからですよ。

正直、私の存在は有名にならなくてもいいのです。有名じゃなくてもなんだかんだ楽しく生きてるからねぇ。

ただ、あんまり上手に生きられず、過ちも多い人間だからこそ、大学時代に学んだ武器を使って、自分の過去にナイフを入れて、今ある骨の様子くらいは描写できるだろうし、それがもしかすると巡り巡って誰かの役に立つかもなぁ、と思うようになったからです。

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グローバル上場企業で働く、ソシャゲから医療に至るまで対応できるプロダクトマネージャーです。趣味はアクセ作りとネットとアウフベーヘン。本当ですよ。
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