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胸の中の宝物は見つけられない。他者が見出すその日まで、そこで眠っている

日常実務や、現在参加している200サロンでは、自分の意思を伝える端的な文章を書きまくっているので、縛りがなくなるとエモい、隠喩と形容詞盛り盛りの文章を書きたくなります。

サロンの中で色々な方とお話させていただくと、「めちゃくちゃ魅力的な部分を持っている人が、その武器の存在を自分自身では全く理解していない」ケースが結構多いと感じます。
今回はそれについて書いてみたいと思います。

私の場合。2例あげてみる。

私自身は正直、あんまりコミュニケーションが器用な人間ではありません。
いきなり「電波かな?」的な発言をぶっ込んだり、興味の赴くまま人に近づきすぎてドン引かれたり、学級会で「私VS先生+他の生徒」をやらかしたりしてきています。
そういうわけで、私の存在そのものが悪夢だと思っている人もいただろう…と思います。

ここには書けないような派手な失敗を数度経てようやくコミュニケーション力が人並みになったので、人と話す時は毎回が冒険ですし、賭けだなとも思っています。

…というのが私の主観なんですけど、なぜか私の人事評価シートには毎回、

「チームメンバーの意見を広く取り入れて迅速に意思決定できている」「引き継ぎが明快で丁寧」

というファクトが書かれていたりするのです。これだけ読んだらめっちゃコミュ力高いウーマンなんですけど、私にはその自覚はないのです。

間違っても「コミュ力高い!ドヤ!」とか思ったことなどありません…ね…。そもそも人間の群れには恐怖心しかありませんし。個別の人間はそこまで怖くなくて、むしろ好きだけど。

また、夫は私のことをよく「一生懸命生きているねぇ」とニコニコしながら評するのですが、これも私は自覚がないのです。昔は「一生懸命生きてるもん!」と思っていたこともありますが、今は全く…。

だって、仕事は余程のことがなければ1時間程度の残業で引き上げますし、「ちょっとだるくて頭回らん」くらいで半休キメたり自宅で寝てたりしますし、自宅に帰っても家事をせずに猫の腹に顔埋めて「にゃっちゃんぎゃんかわわわわわわ」とかいってますし、夫氏がせっせとお掃除してくれている横でビーズをぴろぴろこぼしながらアクセサリー作っているような人ですよ?わたくし…。

毎日残業こなして、風邪もほとんどひかず、5匹の生き物(猫2匹+犬2匹+第3のでかい猫=私)をお世話して生きている夫氏の方が全然一生懸命生きてますわ…。

と夫氏にも何度も主張しているのですが、毎回「休むのにも一生懸命でよい」などと支離滅裂な供述をしており…な展開になり、彼の供述をなんとかまとめた結果、どうやら彼の中では私は「人生そのものに一生懸命な人」ということになっているようなのです。

自己認識と他者認識はズレるもの

つまり、自分で得意だと思っていることは案外、相手の胸を打たないのですが、息をするようにしすぎて、自分ではメリットだとすら思っていなかったことの方がむしろ、相手にとって非常に魅力的だった…ということが往々にして起きるのです。

この宝物が見つけられれば、人生は自分だけの彩りで染め上げることができます。あとは稼ぎに変えるもよし、友人・新しい経験に変えるもよし、お好きなように。

人生を花で飾るには?

自己分析について、自分だけで自己完結しないことが大切だと思います。

・自分が尊敬できる人
・相手に勝手にレッテルを貼らない人

であれば誰でも良いので、自分のことを隠さずにどんどん話して、返ってくる反応をみて行動してみるのが一番良いと思います。
自分では本当に些細なことだと認識しているものの方がとんでもない魅力だったりするので、「全部話す」意識でいた方が早く宝物にたどり着けると思います。

私自身、思春期の頃は「勉強で点を取ることしか取り柄がないわ」と思っていましたが、仕事やいろんな人とのやり取りを通して自分の良さや武器に気づくことができました。
これに気づけると自分の目の前の人生に花絨毯が敷き詰められてくるように見えるので、非常にお得ですし、他人が見つけ出した良さは客観的な売りにもなるので実利もありますよ。

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