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【新生活】学生時代のチカラ関係を維持しようとするヤツは怖い【ラーメンズ】 01

春! 新生活! 新しい自分!人間関係! ドロ沼! 慣れない仕事!

そんなフレッシュな生活が始まろうとしているときに最も恐ろしい存在、それは「社会人になっても学生時代のチカラ関係を維持しようとするヤツ」ではないでしょうか。

考えるだけでも恐ろしいですね、こわいですね。無神経な人間ってホントコワイですね。

そんなときにはこの2本のコントをおすすめします。
順番に見てね。

【あらすじ1】
米国の発掘作業で出会ったカッコイイ先輩の話題。あいつの夢は大きくてビッグなんだぜ自慢するがどうやらエアメールの内容が怪しいようだ。

ラーメンズ『CHERRY BLOSSOM FRONT 345』より「エアメールの嘘」

【あらすじ2】
会社の花見宴会の場所取りに駆り出された二人は絶対に覆すことができない上下関係デスゲームで暇つぶしを始める。

ラーメンズ『CHERRY BLOSSOM FRONT 345』より「蒲田の行進曲」

【ネタバレありのコメント】

『CHERRY BLOSSOM FRONT 345』は桜前線に合わせた公演であり、本公演時は実際の季節と劇中が重っていたことを強調したい。最初と最後のコントがつながっている美しい構成で《終わりとは新たな始まりである》という桜の季節にぴったりな作品です。

「エアメールの嘘」は面白おかしく、友人同士の会話のノリが特徴的で普通に演者が笑っている(ように見える)シーンもあり、ティラノサウルスの形態模写は感動モノです。この時点でクライマックスへの布石は全て完了しています。見事だ。

「蒲田の行進曲」はちょっと怖い。過去の人間関係を引きずったままの無神経な人間が登場します。そんな人物に対して我々はどのように対処し立ち向かっていくべきなのか。それを示唆しつつ新たな旅立ちを暗示しながら舞台は幕を下ろします。しかし、我々は知っている。彼がどのような末路をたどったのかをなぜか知っているのだ。感動と脱力の時空を超えた二段オチ。演目全てを飲み込む大団円ですね。

こんな感じで今後もラーメンズ公式チャンネルのコントを2本~3本セット(30分くらい)で紹介していきます。いけるといいな、いけるんじゃないかな、まあ、ちょっと覚悟はしておけ。


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