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潜伏の詩

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言葉ならぬ世界の記録
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2023年10月の記事一覧

そこにあるのに

目にうつるのもは知っているものだけ。知らないものは目にうつらない。

おぼえていることだけが過去になる。忘れてしまったものは消えていく。

そこにあるものにだけさわることができる。さわれるけれど、ふれられないものがある。

ゆえに

ゆえに、何をおこなうにせよ
私はその心のままに日々を過ごす

やみくもに未来を投げ売っても
今は今のままに過ぎ去ってゆく