ウル

何か書きたい時に何か書く。ほぼ50歳だが、まだまだ人生に慣れなていない。

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マガジン

  • ぼくのきおくの書

    忘れてしまわないように。

  • わたしを知る読書

    本の内容を読むのではなく、そこから自分が何を感じたか思いを巡らせてみる

  • ドラマ映画について

    ドラマや映画をみた感想を個人的な思いを交えて書いてます。

最近の記事

人間不信。わたしも含みます。

やっと校了した。兵庫県知事選の惨事から目が離せず、執筆が大幅に遅れてしまった。 仕事を優先すべきではあったが、状況を細かく追っていたことは無駄ではなかったと思う。 かなりの多岐にわたる複雑な要因があって、ここにまとめる力量もないが、それでいいのだと思う。 シンプルに語る時に抜け落ちるものがある。そうしたストーリーにこそ人は騙されてしまう。 幸いなるかな、わたしは人間不信。誰かを心から信じることなのできない。 さらに、自分も信用していない。自分が正しいと思ったことも、

    • 会釈はしなくてよくなくないか

      定期検診に病院へ。ここは基幹病院なのでどの時間帯でも人が多い。最初は見知らぬシステムに戸惑ったけれど、すっかり慣れて我がもの顔で院内を闊歩する。 エレベーターから車椅子で降りてくる人がいたから脇に避けてまつ。車椅子の人も付き添いの人も会釈をするので、わたしも会釈で返す。 そういえば、以前エレベーターに乗っていたら車椅子の人が入ってきた。わたしはドアを開けて待つ。車椅子の人は前方を凝視したまま。 降りるときも、わたしは「開」ボタンを押して出ていくのを見守る。前方を凝視した

      • 目的地を設定します

        分かり合えない人でも、どこか通じ合うことを見つけられたらと思う。 何かを信じている人に、はわたしの声は届かない。否定することでは、何も解決しない。 現状は別々の場所に立っていても、目的地を同じくすることは、できるかも知れない。 あなたはどんな世界で、 どんな人生を、 どんな人たちと、 過ごしたいですか? そのために、できることがあるかも知れない。 そんなことを考えていくことが、わたしとあなたがわかりあえる未来への道となるに違いない。

        • 3人寄れば大混乱

          同業者たちとの久しぶりの飲み会。長い付き合いではあるものの、盛り上がりに欠ける。 今日は欠席していたが、何人か話し上手な人もいる。その人たちが参加しているときは、場が盛り上がる。 そもそも、わたしは昔からグループでの会話が苦手だ。よほど気心のしれた友人たちなら問題ないが、知人程度だと、空回りをする。 まず、会話に入るタイミングがわからない。二人なら聞いていると順番が回ってくるので自然と話し始めることができるのだか、3人以上になると、話そうとする前に別の人が話はじめる。タ

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        記事

          デマと誹謗中傷の兵庫県知事選

          元兵庫県民として知事選の状況をみているが、斎藤元彦支持者のデマと誹謗中傷が酷い。 NHK党の立花孝志という犯罪者の扇動家や統一教会がバックアップという反社会的な人たちが跋扈する選挙戦という、かつてない異常事態になっている。 支持者は一定のストーリーを信じていて、斎藤元彦をヒーローのように崇めて、稲村和美を悪の存在だと決めつける。 新聞やテレビなど既存メディアに不信感があるからといって、ネットで扇動家が語る根拠薄弱なストーリーが真実として盲信してしまとは。 もしも斎藤元

          デマと誹謗中傷の兵庫県知事選

          なにげなく1日が

          キッチンのテーブルにノートパソコンを持ってくる。いつもは居間にあるテーブルで仕事をしているけど、今日は〆切が近いため気分を変えることにした。 左側に窓があるから、差し込んでくる光の向きもいつもと違う。やけに明るくなったキーボードを叩いて、なかなか進まない原稿に取りかかる。 修正を繰り返し過ぎて、わたしは何を言いたいのかわからなくなってきた頃に、娘が二階から降りてくる。 娘の休日はいつも昼過ぎまで寝ている。寝ぼけた様子の娘に昼食のリクエストを聞き、手早く袋麺をつくってあげ

          なにげなく1日が

          扇風機とストーブとラグいわたし

          急に寒くなったので押し入れからストーブを引っ張り出してきた。ガスストーブなのでスイッチを入れるとすぐ熱風が吹き出す。暖かさが身にしみる。 ストーブの隣には扇風機がある。そろそろ片付ける頃かなと思いつつも、たまにあった暑い日の風呂上がりに風を浴びていた。数日前にも使った。 広い部屋でもないので、ストーブと扇風機が並んでいると、移動するのに邪魔である。かといって扇風機を分解して収納するのは面倒なので放置している。次の休日にでも頑張ろう。 そう思えば、わたしの中ではいつもやる

          扇風機とストーブとラグいわたし

          自己嫌悪嫌悪

          ナイーブな自分をアピールして、そんな弱い自分を認めて欲しいというキャラに嫌悪感を持ちつつ、気がつけばそこに立っている。 こういう意思表示がまさにそうなっていて、もういい加減うんざりする。 かといってアクティブでポジティブな人間でもなく、気が小さいコミュ障である。わたしはどうすればいいのか。 わたしもいつの間にやら50歳。長年、そんな性格を変えるように努力してきたので、外面はそれなりに取り繕えている。わたしをコミュ力の高いアクティブな人間だと思っている人がいて驚くことがあ

          自己嫌悪嫌悪

          終わらない雑談、どうしようもない不安

          イベント最終日なのでお客さんが多く、慌ただしい1日。 知人もたくさん来店して、対応していたら、あっという間に時間が過ぎる。 忙しくて心に余裕がなかったけど、みんないつも通りにのんびり話をしてくれていたから、普段通りのわたしにみえていたのだろう。 顔や態度にでやすいタイプなので、うまく取り繕えていたようだ。 今日あった笑えた出来事を夕食の時に話したが、家族の反応が薄かった。かなしい。話術を磨きたい。 眠いから布団に入って電気を消してから、急に不安に襲われる。眠れなくな

          終わらない雑談、どうしようもない不安

          日記健康法

          知人がメールマガジンをしていて、近況報告が毎週送られてくる。メールで届くというのは、なんだか手紙をもらったようで新鮮だ。 知人は文章が上手くて、こんなにいつも自分の内面と向き合って日々を過ごしているのかと驚く。 長くて全文はなかなか読めないのだけど、誠実に日々を過ごしている言葉にふれると、わたしも意識的にならねばという気になる。 自分に意識的になるということが、自分を大切にすることなのかも知れない。 調子の良い時だけでなく、駄目なときも自分の声に耳を澄まして言葉にする

          日記健康法

          忘れていない

          話し込んでいたけれど、あのことは話題にあがらなかった。自分の気持ちを伝えても何の意味もないことがある。 顔を合わせなくてもいい。いつまでもそこにいる。そんなわけもなく。 忘れていたことに気がつくのなら、それは忘れていなかったのだ。記憶の奥にしまっていただけで、忘れずにそこにあった。、 ほとんど何も知らない。55歳までの人生。その年に近づいている。

          忘れていない

          布団にもぐりこむ

          車を運転して川の向こうのショッピングセンターの裏の工場まで行く。抱えていたものを受け取ってもらい身軽になる。 ほかにもいろんなものを抱えていたけれど、思い切って投げ出してみると、なんとかなった。 布団にもぐり込む姿をみて、小さな懸念が大きくなる。求められている期待がわたしにあるのだろうか。足の先がうごめいているのは、起きているからだろうか。 重いカバンを下げて歩いて帰ってくる。話さないことがあるのは、話したくないから。うっすらと悲しみが流れている。 何を思うかではなく

          布団にもぐりこむ

          月の夜

          寒暖差に体がついていけてなくて、グズグズとした一日を過ごす。 シャワーを浴びてそのままベッドで眠ると体が少し軽くなった。 今朝は自分のよわいところがさらされて心が小さくなっていた。こんなことばかりで、わたしはどこまで歩けるのでしょう。 月について書いた本を読む。若い頃に月について書いたことがあって、あの文章はよく書けていた。 月がわたしを照らす 指が月のかたちになって あたながそこにあらわれる あの夜があったから、わたしは今ここにいるのかも知れない

          そんな日

          予報にあったように青空に雨雲が立ち込めてきた。雨の匂い。こうなると誰もこないから、ウトウトとする。 受けとってほしいのに、投げつける 海に沈めたものを、引き上げてくる 過ぎてゆく時間、流れゆく景色、留まる人、去りゆく季節、意味のない物語 うん そうでもない それはそう なんかわかるよ でもちがうかな わすれてしまった もういちどだけ そんな気がしてたけど 内省的で自虐的でナイーブな世界に嫌悪感がある。わたしはわたしが嫌いだから。 西瓜糖の日々のような

          揺らぐ心を確定させること

          思い悩んでもしかながない。それよりも、決心するほうがいい。 そんなフレーズを本のなかにみつけた。何か問題に直面したとき、未来に不安を感じたとき、わたしは原因をどこまでも掘り下げて考えて、そこから抜け出せなくなってしまう。 どこまで考えても完璧な解決方法には辿り着かない。自己批判で心を痛めつけて、自己否定が極まって、すべてが嫌になってくる。 ならば、どこかの時点で「決心する」ほうがよっぽどいい。 決心とは、揺らぐ心を確定させること。そこから明日が始まる。

          揺らぐ心を確定させること

          「海のはじまり」という船に乗った感想

          忙しくて書けてなかったけど「海のはじまり」は最高のドラマだったので、感想を残しておく。 わたしが初回放送をみて書いた感想にこうあった。まさに、そういうドラマだったなとしみじみと思う。 選ぶことを大切にする水希。 なかなか選ぶことができない夏。 無理をして選んでしまう弥生。 選ばれなかった津野。 それぞれがそれぞれの人生で何かを選び、何かを失う。 選ぶことの大切さを描きながらも、「海のはじまり」では選ぶことと、その物語がはじまることはすぐには結びつかない。 選ぶ前から

          「海のはじまり」という船に乗った感想