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基本、仮面を上手くかぶる人が得する世の中


「世の中には二種類の人間がいる」論にあてはめるならば、今回の話題に適した二種類は「仮面をかぶるのが上手い人」と「そうでない人」になります。

私の記事を見ている人は薄々気づいているとは思いますが、私は「仮面をかぶるのが下手な人」です。


昨夜の業務(ウェイター)ではお茶を出した際に
「このお茶は自家製なの?」と言われ、自家製の定義がわからなかったため、危うく「黒烏龍茶のパックと金木犀のパックで作っています」なんて言いそうでした。

どう答えるか迷った末「言ってはいけないかもしれません」が口から出てしまい「気になるじゃない( ¯▽¯ )」となり焦ったものですw

「とにかく美味しいです、じっくり味わってみてくださいね…」とお茶を濁したのですが。お茶だけに。


どちらの答えでもまぁ〜仮面かぶるのが下手なのはおわかりいただけたと思います;

そしてプロから見ればバッドな応対でしょうね。



怖い上司が評価で上位に


私の部署には少しトラブルが起こるだけでピリピリして口が悪くなる上司がいます。
元々うるさいカツカツ音がさらにうるさくなり、語気が強まり、指示が投げやりになります。

しかしその上司は客前で営業スマイルを絶やさない人で、評価ランキング2位!と廊下に掲示されていたのでした。

私はその評価を見てゾッとしたものです。
世の中、真実が見えている人のなんと少ないことかと…
瞼が三日月型でも目の奥は笑ってないので、営業スマイルなのは丸わかりなんですから。

客の心理としては、嘘でもいいのかもしれないとも考えたり、学び多く考察の余地がある出来事でした。

上記の出来事や生きているなかで、仮面をかぶる人が得する世の中なんだと何度思ったことでしょう。

苦手な人はなす術がないのか?
幸いそんなことはなさそうです。



話の続き


先ほどのお茶の話ですが、お客さんは会話に付き合ってくれた私のことを気に入ってくれたようで、ほかの従業員に私のことを聞いたり話してくれていたのです。もちろん退店時は笑顔でお送りしました。

違うレストランの新人は接客態度が悪く気を悪くしていたが、丁寧で嬉しかったとのこと。

この事実は私を自信づけるに十分なことでした。


丁寧を心がけて生きてきた私は、家においては「理由は聞かず兄弟のように言われたことをすぐやってくれ」だの、実務においては「作業が遅い」だの…

生きがいや信念を否定されることが多かったように思います。
もちろんいいこともありましたが、失敗談や否定される経験の割合が多すぎたのです。

「丁寧さ」は全くといっていいほど求められていないのかもしれないと迷いながら、独り信じ続けて貫いてきました。

退店時「頑張ってね」と言われた時は体が少し震えるほど嬉しかったです。



非効率な価値


仮面をかぶるのが下手な人は、素直で嘘のつけない人が多いはずです。それを求める人や会社を相手にしましょう。
そのような求人は少ないかもしれませんが、求め続けることで見つかるはずです。

様々な環境を体験する分には派遣の仕事でよかったと思っています。
だめなら途中で抜けられるし、最初から短期間と決めておくこともできるからです。

また一般的な評価を求めるよりも、もっとクローズドで直接的な評判に目を向けてみると自信に繋がるかもしれません。

希少ではありますが、やはり見てくれている人は見てくれていますし、あなたが貫いてきたことに悪意ない限りきっと報われるはずです。

そのことは史実にも乗らず、日報に書くほどでもないことでしょうが、あなたの心に刻まれるなら価値あることです。

あなたと心通わせ、理解を示してくれるお客さんや同僚や友達を相手にしましょう。

もしそれが日常になれば、あなたは同じ日々の繰り返しよりお金儲けよりも輝かしい幸運を手に入れているでしょう。

アオトリでした。

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