家具が家具を呼ぶ
工房をオープンしてしばらくして気がついたんですけど
どうやら家具は家具を呼ぶらしい。
しかも同類を。笑
今年の夏でオープンから3年経って
今4年目ですけど
なんかね、ヤツらテレパシー交信してるんですよ。笑
例えば、キャビネットの修復の仕事がひとつ入ると、そっから
いらないキャビネット譲るわ、
とか
おじいちゃんのキャビネットペイントして使いたいの、
とかまそのペイントをみて娘さんも、
とか
倉庫一掃してて行き場がないからどうぞ
とか。
半分は口コミ的な広まりだから分かるんですけど
さすがに工房内に6台も並ぶとビビります。
そして次は時計でした。
椅子の虫喰い処理に伺ったお家のおばあちゃんが、これもう要らないからって譲ってくれた古時計を皮切りに
亡くなったお父さんの時計を修復したい、という案件。
心震える時計の修復
詳細はこちら↓
時計は壊れていないけれど箱が虫に喰われちゃったし、ガラスも割れてしまったということで修復スタート。こちらはなんとも切ない案件でした。
するとその数日後
「これ綺麗にして♡」とIKEAバッグに大きな古時計を抱えたマダムが。
話してみたら昔、家具をペイントしたお客様のお母様でございました。
今度はトップに馬の彫り物がついた木彫りの時計。
時計続くなあ。
そして今年に入って続いたのがロッキングチェア。
修復の依頼、販売件数は4ヶ月の間に8脚!
絶対呼んでるってこれ。
確かに新品ロッキングチェアってあんまり売ってないしアンティーク、ヴィンテージスタイルの方が人気あります。
さらにその8脚のうち、籐編みのトーネット式は自分が持っていた1脚を含めて5脚。
一体何なんだこのローカルブームは‼️笑
そして今は籐編みの椅子が6脚続いてます。
そしてそのうち3脚はなぜか座面がすべてゴールドに塗られていると言う偶然。
もう話出来すぎてて信じられん。
一緒にまとめて作業できるから助かるけどさ。
さらに!これまた奇妙だったのは
友達が衝立を修復したいと言って一緒に工房作業を手伝っていたら
同じ仕組みの衝立の修復オーダーがその場で入ってきたと言う。
呼び合ってるって、これ絶対・・・。
どんな噂になってんだろか。(家具の間で。笑)
でもまあ寄って来るんだから評判は良さそうだし
動物と話すドリトル先生ならぬ
家具が噂するウベコ工房にでもなるか〜。
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