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無責任の果てに

梅子さんの支援学校時代、よく言われたのが「無理をさせない」「無理強いはストレスになるから」「子供の嫌がる事はさせない」が基本方針だった。
そのため、勉強らしい勉強は支援学校時代、教えてくれなかった。

私自身、この基本方針が凄く嫌だった。
理由は、子供に対して教育関係者が期待していないのが手に取るように分かるからだ。

また、重度発達障害の代表格でもある「書字困難」と「学習障害」が大きな壁となって立ち塞がった。

指示が通らず、暴れたり離席したりした時点で、勉強は中断された。

そんな状態の教育現場が1年、2年……と続けばどうなるか予想はつく。
子供は、大人の身体になっても誤学習をしたまま、嫌なら離席し逃れても許される……と勘違いを起こしている💦

また、そのような現場で子供に行き届いた教育ができるのだろうか❓🙄
質の高い教育をするのに、子供に主導権を握られている教育現場はいかがなものかとも思う。

このような支援教育が小学校時代からなされていて、中学、高校になってその年齢らしくしなさいって無理ゲーだと思う(´-`)oO{

さらに大人の身体になった重度発達障害者を背景も知らずに、スクショのように見て「○○君、これからどうするの❓(卒後)行くとこないよ(笑)」と保護者をからかっている進路指導の先生を見た時は、戦慄を覚えた。
(保護者の方と先生が仲良かった間柄もあったからだとは思う)
しかし、私の目から見たらやはり不愉快極まりない発言だった。(今でも……)

重度発達障害者をバカにした発言と捉えてしまったからだ。

今の支援学校の教育のあり方が受け入れられなかったので、結局、梅子さんは、トモニ療育センターに通いながら河島先生アドバイスのもと家庭学習で私が育てた。
(´・_・`)

そのおかげで1万円以内ならお金使えるし、アナログ時計も24時間制でよめるようになった。
文字も書けるようになり、施設との契約書の欄に直筆で名前を書いている。

今の支援教育に信頼を全振りするには、リスクがデカすぎると思っている。
今の時代でもなお親が分かりづらさを抱えた子供の教育を施さないと良くはならない現実💦😭

そして、教育もままならないまま、大人になってしまった重度発達障害者の居場所作りは、困難を極めている。

これが無責任の果ての姿だと思っている。

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