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#変容する蝶_子宮の人生(巣脳会談

マガジン【 under Love   】
本能さと神性さの神秘から女性を解剖学する


一つ前のお話しを読まれてからがおススメ
さて、その限りではありません。(前回はこちら)



今日は、「卵巣と脳は会話をしている」というお話しです。
実におもしろいな



会話という表現はとても分かり易いものだと思いますが実際には、
わたし達の言語を使ってはいないことは理解に苦しくないかと思います。

ではまず、それぞれご紹介から
そしてどういった会話をしているのでしょう
ぜひ、お目通しくださいね


女性はストレスの影響を受けると、
色んな不調がでることのその仕組み理由がわかってくると思います。



□FHS  性腺刺激ホルモン
これは排卵がおこる辺りで分泌されるホルモン
FHSは、脳下垂体前葉から分泌される刺激ホルモンであり黄体ホルモンの一種です。
性腺に対して作用します。
性腺とは生殖腺ともいい男性の精巣,女性の卵巣がこれに属する。 

男性ではテストステロンと協調して精子の形成をしてくれるつまり男性にもこれは分泌があります。
女性は卵胞の発育、エストロゲン(子宮に関していうと内膜を厚くしてくれる)の分泌を促進してくれるはたらきを持ちます。

FHSの分泌量は、脳下垂体前葉機能だけではなく、視床下部と性腺の機能状態をも強く反映します。



これを踏まえて、

□LH  性腺刺激ホルモン
こちらは、脳の視床下部から分泌されます。
閉経前の女性は、LHが視床下部から放出されるとFSHが出るところつまり下垂体からLHも放出します。
それは卵巣を刺激して一生懸命卵巣はエストロゲンをつくる。それはどんどんエストロゲンの分泌がFSHだけでは足りなくなるからです



そうやって性腺刺激ホルモンとエストロゲンの共同作業により
子宮内膜が厚みを少しずつ増してゆく

□プロゲステロン
これは厚みを増した内膜を柔らかくし
受精卵が着床しやすくその妊娠を維持されるためのホルモンです。


ここで、女性ホルモン「エストロゲン」と「プロゲステロン」を簡潔まとめ(画像)

約28日間の周期で訪れる月経も、これらによってコントロールされています。



卵巣が脳から受けとった分泌ホルモンにより
排卵をしたり性腺刺激をし、卵胞をしっかり蓄えましょうや排卵しましょうとか育ててください、などの信号を送ります。
しかし、そんな情報量をたくさん入れてしまうと卵子は育ちにくくなってゆきます。


というのも、脳と卵巣の関係は
フィードバック機能がついていて、例えば

“今回はしっかり排卵をしたから次回は減らしておこう。”や

“今日はたくさんストレスを受けたため、脳が分泌させるホルモンの状態がそこまで追いつかないから少ししか出さないでおこう。”とか

という風に脳と卵巣では会話を交わされています。
それによって毎月決め、調整が入ります。
一人ひとりの身体ではミーティングが行われている。そんな感じです


ですので、
わたし達女性のカラダを持つ者
特に赤ちゃんを授かることを望まれている方々へ

毎月の排卵の有無のみで、一喜一憂してしまったり正解不正解の判断をしなくて良いのです。
そこに重きを置きすぎないこと。
大丈夫です

心身リラックスされていることが先ずは何より大切
こうして言ってしまうと、
可能不可能な環境に焦点が置かれることは外せないと浮彫りになるだろうこと踏まえた上で、最良の優先すべきは何かを見失わずいくこと

また、一人ひとりリラックスである状態は様様なものだと思います。
言い方を変えてみるのなら
ここでは「頑張らないでください」許容範囲を超えて頑張らないこと

ストレスの領域まで頑張ることで、ストレスを多く受けてしまうと排卵自体起こらなくなるという事実は往々にしてあります。



ストレスが解放された月は、排卵が促される
ただ、しっかりと排卵をし過ぎたその次の月は

脳は卵巣へ
“今月は減らしておこう”

卵巣は
“じゃあそれでOK!”

と話し合っている
大切な対話がここで行われています。


排卵があるから健康なカラダというよりも、

脳の状態を整理整頓したり情報詰めすぎて一杯一杯にならないでいること、

つまり前述の通りで過度なストレスを受けない溜めない環境に積極的に身をおくこと

こう言ったことが、脳と卵巣との良いお付き合い連携がなされるのではということです。



脳と卵巣のホルモンを介しておこなわれていることなど、
長文に渡りお話ししましたが

会話=対話する、ことの意味
どんな場面も繋がりの本質のように感じさせてくれます。



「FSH」と「LH」に関して大切な補足です。
男性と女性のサポートし合う関係がみえます

この両者が、実は男性の精子の中に入っていることが最近(2020年5月時点)
わかりました。

精子の分泌物には、亜鉛・テストステロン・たんぱく質だけではなくこれら
女性ホルモンも含まれている。


ここで何がすごいかと言うと、FSHとLHが精子の中に存在していることは
例えば、膣内射精することによって排卵を促せるのです。
男性は興奮するほどに排卵を促進させる信号を送れる分泌物(FSHとLH)を
所有した精子を積極的に出します。

これは動物界でみると
お猿さんは排卵期、メスのお尻が真っ赤になるという仕組みを備えています。
それにより交尾の時期を知らせることができています。
人間は具体的に分かりませんよね

このようなことからも、
先ほどの赤ちゃんを授かりたい話しにおいて
男性にもある種ストレスを受けすぎることは、この分泌が上手くいかないことに
影響が大きい


女性だけに関わらず、
パートナーともストレスフリーであることを最後に
付け加えておきたいと思います。




“ あなたに出逢えるキセキがはじまる ”
misuzu


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