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新しい趣味は新しい出会いが運んできてくれる


「マツヤが失踪した。出勤してこない。ヤス、居場所しらない?」


マツヤさんは私が大学生のころにアルバイトをしていたところの先輩。社員さんです。


私たちアルバイトと社員のマツヤさんは仲が良くてね。毎週のように遊びに行っていました。スナック遊びを教えられたのもこの人。ディズニーランドにもマツヤさんを含むバイト仲間で行ったなぁ。大阪から車でね。


元アルバイト先の社員さんから連絡があったのは、私も社会人になり数年目のこと。


「え、知らないし最近は会ってないですよ。どうしたんでしょうか」


「わからない。実家に連絡しても居場所がわからないんだ。もちろん家にもいない。もしヤスのところに連絡あったら教えて。俺の番号は変わってないから」


早速、マツヤさんと私の共通の友だちのノガミさんに連絡をしてみる。ノガミさんはマツヤさんの高校時代の同級生だ。もちろんよく遊んでいた仲間の一人だ。


「ノガミさん、ご無沙汰してます。ところでマツヤさんが今どこにいるか知らない?」


「ん?マツヤ?ああ、ここにおるで」


「……は?」


一発ビンゴ。


「うん。居候してるわ。ヤス君も遊びにくる?」


言われた場所に行ってみると繁華街の雑居ビルの一室。ダーツバーらしい。


店に入ると左がカウンター。奥にダーツボードがある。ピロリンとダーツボードから音がしている。先が針のやつじゃなくて、プラスチックのソフトダーツと呼ばれるものだと後から知った。ROUND1とかにあるやつね。


マツヤさんはカウンターでテキーラをショットで飲んでいた。


「おい、マツヤ、なにしてんねん」

「お!ヤス君、ひさしぶり〜。ダーツやる?」


マツヤさんは仕事が嫌になり現実逃避中だったらしい。まぁ、そこそこ説教して(歳上だけど友だちだから)私もダーツをやってみることにした。はじめてのダーツ。


これが数年ドハマりした、私とダーツとの出会いです。


続きは放課後ライティング倶楽部で。

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