書かねば、ではなく、書きたい意欲を湧き起こす
「今日は何を書こうかな」と朝一番で考える。起きた瞬間に考える。けど、ある条件で、「書きたい!」と思うような題材に出会うことがあるんです。
エッセイになるネタは主に3つ。
・昔にやってきたこと
・今考えていること
・これからやろうとしてること
突き詰めればこの3つだけなんじゃない?
何を書こうかな〜?と頭で考えるとき、脳内サーチエンジンは過去の経験をグワーっと探し出す。
10代、20代、30代、40代、50代。人により思い出す年代は異なるね。歳を重ねればそれだけ書くことはたくさんある。かといって歳をとればとるほど書くネタはあるかというと、そうでもない。
そう、思い出せるのは思い出だけなんです。まぁ、だからこそこうやって毎日書いて、日常を記憶ではなく、思い出として残しているのかもしれないね。(詩的)
思い出に残る記憶は必ず感情が入っています。強烈であればあるほど覚えているでしょう。
でも、ふだんは忘れているんです。なんらかのフックがあって「忘れていたけど、そういえば……」と思い出が蘇るんですよね。
そのフックがあれば、「書きたい!忘れていたけど、あの思い出を書きたい!」と執筆欲が湧いてくるのです。
私の場合、「だれかの記事を読む」がフックなんです。プロ作家が書いたものならエッセイでもフックになるけど、小説でも起こるのです。
たとえば小学校時代の席替えの話。
中学校のクラブ活動。
高校の文化祭。
大学時代のアルバイト。
社会人なりたての頃の友だち達。
結婚式。
子どもが生まれた時……。
みなさんの記事を読むと「そういえば……」と思い出して、「あれはまだ書いてなかったな!」と輪郭が浮かび、「書きたい!」と記事にするのです。
誰かの思い出は、私の記憶を呼び起こす。
今日も読みにきてくれてありがとうございます。あなたの話を、聞かせてください。
《年末年始の思い出》
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[画像協力:さちわ]
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