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書かねば、ではなく、書きたい意欲を湧き起こす


「今日は何を書こうかな」と朝一番で考える。起きた瞬間に考える。けど、ある条件で、「書きたい!」と思うような題材に出会うことがあるんです。


エッセイになるネタは主に3つ。
・昔にやってきたこと
・今考えていること
・これからやろうとしてること
突き詰めればこの3つだけなんじゃない?


何を書こうかな〜?と頭で考えるとき、脳内サーチエンジンは過去の経験をグワーっと探し出す。


10代、20代、30代、40代、50代。人により思い出す年代は異なるね。歳を重ねればそれだけ書くことはたくさんある。かといって歳をとればとるほど書くネタはあるかというと、そうでもない。

「思い出と記憶って、どこが違うが知っている?」犀川は煙草を消しながら言った。
「思い出は良いことばかり、記憶は嫌なことばかりだわ」
「そんなことはないよ。嫌な思い出も、楽しい記憶もある」
「じゃあ、何です?」
「思い出は全部記憶しているけどね、記憶は全部は思い出せないんだ」

「すべてがFになる」森博嗣

そう、思い出せるのは思い出だけなんです。まぁ、だからこそこうやって毎日書いて、日常を記憶ではなく、思い出として残しているのかもしれないね。(詩的)


思い出に残る記憶は必ず感情が入っています。強烈であればあるほど覚えているでしょう。


でも、ふだんは忘れているんです。なんらかのフックがあって「忘れていたけど、そういえば……」と思い出が蘇るんですよね。


そのフックがあれば、「書きたい!忘れていたけど、あの思い出を書きたい!」と執筆欲が湧いてくるのです。


私の場合、「だれかの記事を読む」がフックなんです。プロ作家が書いたものならエッセイでもフックになるけど、小説でも起こるのです。


たとえば小学校時代の席替えの話。
中学校のクラブ活動。
高校の文化祭。
大学時代のアルバイト。
社会人なりたての頃の友だち達。
結婚式。
子どもが生まれた時……。


みなさんの記事を読むと「そういえば……」と思い出して、「あれはまだ書いてなかったな!」と輪郭が浮かび、「書きたい!」と記事にするのです。


誰かの思い出は、私の記憶を呼び起こす。


今日も読みにきてくれてありがとうございます。あなたの話を、聞かせてください。


《年末年始の思い出》

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[画像協力:さちわ]

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