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自分の番《水曜日のエッセイ by 逢志亭幸》

 
水曜日の記事は文章クラブ『放課後ライティング倶楽部』メンバーさんが担当です。だいたい2ヶ月くらいで順番がまわってきます。
 

◆◆◆
 

2023.12.30
じいじ(義父)がお空に旅立ちました。
87歳でした。
 

インフルエンザを発症して12日、まさかこんな形でお別れになるなんて思ってもいませんでした。
 

コロナワクチンは6回も打ったのに、注射嫌いのじいじはインフルエンザワクチンは打たなかったそうです。人生で初めてかかったインフルエンザは、じいじの身体では耐えられませんでした。
 

さっきまで自宅のベットで寝ていたじいじ。呼びかけの反応もなく、救急車で運ばれましたが奇跡はおきませんでした。
 

人間のたましいは、死と同時に肉体を脱ぎ捨て「死後の世界」へ旅立つと言われています。死後まもないたましいは、幽界とこの世が重なり合った部分にいるそうです。よく、「人は死後四十九日はこの世にいる」と言われています。それを過ぎると、ほとんどのたましいは幽界へ行くのだそう。
 

今、亡くなったじいじを目の前にして思いました。ということは、ここにあるじいじの身体はたましいの抜け殻。
 

両親が亡くなったときは忙しくて、そんなこと考えたことがなかったけれど、この身体はこの世を生きるための借り物なのだなぁと感じた。
 

きっともうこの身体から抜け出して、自分が寝ている姿、悲しむ私たちのことを見ているのだろう。
 

日めくりカレンダーにめがとまった。じいじは今朝これを読んだのかな。

『自分の番』
 
うまれかわり
死に変わり永遠の
過去のいのちを
受けついで
いま自分の番を
生きている
それがあなたの
いのちです
それがわたしの
いのちです
 
みつを

自分の番を終えたじいじ。
お空にかえるのが自分の番。
 

私は今生きている。
自分の番をしっかり生きよう。
 

死は、たましいのふるさとへの里帰り。この人生の修行を「卒業」すること。
あの世のたましいたちは、この世の私たちの「いい生き方」を見て、浄化していくそうです。
 

自分の人生だけど、決して自分だけの人生ではない。残された私たちの日々のあり方、生き方で真の供養ができるのなら、いつものように家族みんなで笑っていようね。じいじたくさんたくさんありがとう。
 

[ライター:逢志亭幸]

◆あとがき
ヤスです。お正月から誰もが命と向き合う2024年の幕開けです。「自分の番をしっかり生きよう」
ちなみに今日が水曜日だとすっかり忘れていてまた飛ばすところでした。

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